みなさま、こんにちは
今朝の「音楽の絵本（61）」（音楽瞑想会）ありがとうございました。
今回は「コンフォートゾーン（１）」というエッセイを演奏とともにお送りいたしました。
アーカイブは以下でご覧いただけます。
https://youtu.be/qOYcfRXxq0Y
KABUTO 音楽の絵本
Story-61 コンフォートゾーン（１）
「目を閉じます。私の「ミュージックセラピー」に「コンフォートゾーン」というワークがあります。
今朝はこの「コンフォートゾーン」というテーマでお話をしたいと思います。
「コンフォートゾーン」のコンフォートとは、心地の良い、快適なという意味です。「コンフォートゾーン」は心地良く、快適な場所という意味になります。
以前にアメリカで80歳代の男女に「人生で後悔したことは何ですか。」というアンケートをとったそうです。そのとき、70％の人の答えが同じだったそうです。それは「挑戦しなかったこと」ということでした。
今回と次回は、「コンフォートゾーン」と「挑戦」についてお話したいと思います。「コンフォートゾーン」の図につきましては、私が作ったものではなく、すでにインターネット上でその図をたくさん見ることができますし、このワークもさまざまな方法で行われています。今回は一般的な「コンフォートゾーン」のワークをご紹介したいと思います。次回はミュージックセラピーのオリジナルのワークをご紹介いたします。
ミュージックセラピーの目的は「開運」ですが、「挑戦することで運を開いていく。豊かな人生を実現していく」そのような内容です。
目を閉じながら、二重になっている２つの丸い円を思い浮かべてみてください。円と円の間隔は２〜３cmぐらいの幅があります。
１つ目の円と２つ目の円の間のスペースが「コンフォートゾーン」、つまり「心地良い、快適なゾーン」です。そして２つ目の円の外側が「挑戦ゾーン」です。これまでの心地良い、快適なやり方からはみ出して、このことはこんなふうにやってきたけれど、ちょっと大変だけれどこんな方法を試してみようと考えてみます。これによりこれまでの快適な方法から挑戦をすることで、新たな境地、新たな出会い、より高い完成点を見いだすことになります。
たとえば、仕事でもやりやすい仕事、向いている仕事、楽しい仕事、ルーチン的な仕事、簡単にこなせる仕事、やった気になる仕事があります。私もあります。得意な仕事をして「今日はよく仕事をしたなぁ」と思うこともあります。ただ、このことを否定しているわけではありません。向いている仕事、ルーチン的な仕事も一生懸命効率化などを考えて、日々努力されているわけですから。
今朝は試しに、この「コンフォートゾーン」を少しはみ出していくというトライをしてみたいと思います。一歩外側に踏み出すということです。
「今までしていたやり方を変えてみる、新たな方法を取り込む」ことで、新たな時間、新たな発見とともに運が開けていくことがあります。
２つほど、例をお話したいと思います。
営業職の方が、これまで９時に出社していたけれど、あすから７時に出社してみようと思います。お客様に会うときの準備がもっとできたら成約率が上がるかもしれない。住まいの地域の情報や、お客様の仕事に役立つ情報をお伝えすることができたら、私自身に興味を持っていただけるかもしれない。これもコンフォートゾーンからはみ出すことになります。
アクセサリーの製作を始めた女性が、インターネットにも商品を紹介しているけれどなかなか売れない。異業種交流会に誘われたけれど、そのようなところは慣れていなく、行きたくなかった。だけど勇気を出して行ったら、３個も売れた。また紹介してあげるという人も現れた。これも本人からしたらコンフォートゾーンからはみ出したことになります。
イタリアの彫刻家、ミケランジェロにこのような言葉があります。
「最大の危険は、目標が高すぎて、達成出来ないことではない。目標が低すぎて、その低い目標を、達成してしまうことだ。」
この言葉もコンフォートゾーンからはみ出して、トライすることの大切さを言っているように思えます。
ひととき瞑想しながら今、仕事や家庭、ご自身のことを１つ思い浮かべて、そのことを取り組んでいる方法「ほかにどんな方法があるかな？」と考える時間を少し持ちたいと思います。「こんな方法も？」という先に、良いアイデアが生まれることもあります。
「コンフォートゾーン」から「挑戦ゾーン」にはみ出すときのポイントは１つです。それは「相手が喜んでいる」ということです。
心が今とても穏やかです。安心と幸せの中にいます。
一歩外にはみ出して、新たな出会い、できごとに出会う。自分の喜びが伝わって喜びを分かち合う。すべてがひとつにつながっている。
（30秒の間）
ゆっくりと、もともとのあなた自身を感じていきます。
目を閉じたまま、だんだんとご自身に戻っていきます。
自分自身を感じていきます。全身を左右に少し動かしてみてください。
手の平を広げてください。
「何かをするときには、新たな方法もみいだしてみよう」という思いを今ご自身に感じています。「我々には無限に発想できる力がある」その喜びを感じています。ご自身がかけがえのない存在であることを思い、安心と幸せに包まれていることを感じます。
ゆっくりと目を開けてください。
ありがとうございました。
今、素晴らしいエネルギーに包まれ、満たされています。
すべてがひとつということは、あなたはすべての命「ひとつひとつ」であるということです。
良い一日をお過ごしください。」