名車再生!クラシックカー・ディーラーズ
「ポルシェ911 S 2.7タルガ」Web視聴
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感想
やっぱ業界的にも「911」は特別なクルマらしい。
クルマ業界では決して主流とは言えないRR(リアエンジン、リアドライブ)を作り続けているポルシェ。
マイクがクラッチケーブル修理で直ると思っていたのが、ミッションだったという失敗。
ここで1500ポンド余分にかかったら商売はキツい。
しかしマイクは交渉がウマい・・・
何とか原価割れしなかったのは、911ブランドのおかげか。
オマケ
ミッションオイルは日本なら「10W-40」だわな・・・
内容 シーズン4
「ポルシェ」はスポーツカーの代名詞。予算6000ポンドで探す。911は曲線的なボディで力強い空冷ボクサーエンジン。
手頃な中古車を見つけるのは至難の業。専門誌の広告を見る。
左ハンドル グリーンの「タルガ」'74年式を見に行くマイク。
売主リチャードさん。ミッションが少し引っ掛かるという。
左ミラーが取れている。内装はキレイ。米国規制の5マイルバンパーがみっともない。タルガトップの端がよれて風雨が入る。
テストドライブするマイク。2→3速に入れる時異音。クラッチケーブル修理で直るか?戻って交渉。先方希望は6000ポンド。
問題点を列挙し「5000ポンド、現金で」
「まあいいでしょう」 感激してハグするマイク。
「911とは驚いた!」とエド。ざっと見てマイクの計画を聞く。
いい事しか言わないマイク。「いつもなら落とし穴がある・・」
変速時の異音の話を聞き「ヘタすると高くつく・・・」
車体を上げクラッチケーブルを見る。タルみはなく正常。
クラッチディスクを見るため後部のエンジンを降ろす。
摩耗しているがそれほどひどくはない。この際だから交換。
問題はトランスミッション。これは修理か交換。
まずはクラッチ交換から。
リングギヤは流用するので、バーナで加熱して焼き嵌めを外し、新クラッチに組み込み、交換。
ミッション以外の作業を行う。
後ろバンパーはオーバーライドを外して小さいものに交換。
タルガトップの前に隙間があるのは、折り畳んで戻す時に爪がキチンと入っていなかったため。タダで直った。
内張りをやり直しフレームを磨いて塗装。
表をビニールクリーナーで掃除。
マイクにトランスミッションの不具合を告げ、修理もしくは代替品探しを頼むエド(仏頂面のマイク・・・)
作業を続けるエド。アメリカ的なホイールアーチのクロームは野暮ったいので外す。前の持ち主がクロームを外してグリーン塗装していたので、外して磨いただけでキレイになった。
タイヤのセンターキャップはサテンブラックに塗装。
サイドミラーは、前の持ち主が純正以外を付けて外れていた。
その部分を手直しして純正ミラーを取付け。
スパークプラグは新品に交換。ディストリビューターキャップ及びローターアームは新しく問題なし。ポイントもOK。
油圧計が動かず。とりあえず交換するが結果はマイク待ち。
専門家に相談に行くマイク。
ケンさんはミッションを分解してのレストアが仕事。
多分シンクロナイザーリングの損傷だろうと言う。それがハブを傷付ける。今作業しているものは3ℓ用のハブにする予定。
故障品と引き換えで2000ポンドだと言うケンさん。
それを今回だけ、と言って1500ポンドに値切ったマイク
ミッションをエンジンに取付け、ボディに戻すエド。
オイルフィルターを交換し、オイルは「5W-40」を入れる。
エンジン始動。油圧計も正常に作動する。
費用一覧 換算(¥192/£)
CAR 5,000 960,000
CLUTCH 240 46,080
OVERRIDES 180 34,560
GLUE+PAINT 25 4,800
MIRRORS 95 18,240
GEARBOX 1,500 288,000
TOTAL £7,040 ¥1,351,680
「バツグンの乗り心地だ!」と感動のマイク。
大変身を遂げた。ダサいアメリカ仕様だったのを直した。
ミッションもウインチェスターライフルみたいに軽快。
一級品だが欲張り過ぎず8450ポンドで行くと言うマイク。
数多くのオファーがあり、ブランドンさんが来た。
かなり感触は良さそう。タルガトップの説明で「髪に風をなびかせ・・ああ、毛がありませんね」と平気で話すマイク。
価格提示に「いい品なのは分かりますが8000では?」
カッカするマイクは「他にも買いたい人はいますっ!」
「それでは提示価格で」互いに握手♪