FBIがトランプの家、フロリダのマーラゴの家宅捜査を決行‼︎
んもうびっくり‼︎
トランプの場合、現在進行中の捜査が多すぎて、一体どれに関するものなんだろうと教えてもらわなアカンという…。
ジョージア州の例の会話がテープに残ってた選挙違反の件もあれば、偽の選挙人が偽の承認書を作ってトランプが勝ったことにした件もあれば、ニューヨーク州の脱税の件もあれば、という世界。
こんなに黒い影に包まれた元大統領もおれへんかったけど、今回の家宅捜査は、大統領在任中の書類に関する件やったらしい。
ホワイトハウスが国民の家なら、大統領在任中に発生したすべての書類や物も、すべて国民のもの。
大統領記録法というのがあって、大統領は任期が終わるとすべてを国立公文所に渡さなければならない。
大統領記録法は1978年に成立したもので、ニクソンが例のウォーターゲート事件の焦点になったホワイトハウスのテープや書類をカリフォルニアに持って行こうとしたので、記録が破棄されるのを懸念して成立。
この法律の下では、どんな記録であれ保管する義務があるわけです。大統領が気に入らんからというて、法律上破棄したアカンし、売ってもアカンし、外国政府に渡してもアカン。
記録というのは、極秘情報から例えば手書きのスピーチの原稿、海外の要人からの贈り物や通信内容まで全部。
国立公文所はそれを極秘情報と公開情報に分けて項目別にファイルする。
トランプ政権の記録に取り組んでいた公文所は、ない記録がたくさんあることに気がついた。
例えばトランプがスーツの胸ポケットに入れて自慢していた、北朝鮮の金正恩からのトランプ曰くラブレター。
それでトランプに返還するように要請した。
それもなかなか応じなかったのだけど、今年1月に15箱に詰まった記録が公文所の手持に届いた。
この中には極秘情報だけで項目分けだけで100ページに上り、さらに別の3ページはあまりにトップシークレット過ぎて公文になる項目分けも作られへんかったのだとか。
さらに、6月始めに捜査官がマーラゴを訪れて、ホワイトハウスから持ち込まれた物の情報を訪ねたんやと。
4人の捜査官のうち1人はジェイ・ブラットという司法庁の防諜及び輸出管理のチーフ。
捜査官らは、どこに書類が保管されているのか聞き、トランプの弁護士が地下室に案内したらしい。後日、地下室の管理を強化するようにという手紙が届き、それに基づいて南京錠を掛けたそう。
FBIはいったいどんな書類を押収するつもりで家宅捜査したのかわかりませんが、家宅捜査するにはそれなりの法的過程を経なアカン。
まず連邦裁判官に、犯罪が起こったと確信する状況を提示し、犯罪の内容からこれこれこういう証拠が必要だと訴え、さらにその証拠が破棄されるなどの可能性があることを証明して、だから家宅捜査が必要であると裁判官を説得せなアカン。
それらを経て、裁判官が「なるほど」と納得して初めて家宅捜査する令状を出して貰える。
特に相手が元大統領というだけでなく、「僕に手を出したら前代未聞の抗議デモが起こるで」と公然と脅してたトランプ相手であれば、よほどの確信がないと実行には移されへん。
FBIは間違いなくマリック・ガーランド司法長官の承諾を取ったはず。
ほんでFBI長官は、トランプが任命したクリストファー・レイと来た。
ほんで。
単にトランプが、アカンの知ってたけど思い出に、というて持って帰った程度のモンなら、ほんで「国に返してや」というて返す程度のモンなら、わざわざ家宅捜査せんでも、裁判官は召喚状を出すこともできた。
でも召喚状というのは基本的に「いついつまでに返しなさい」という返す側に猶予を与えるもの。
召喚状ではなく家宅捜査という強硬手段に踏み切ったのはなぜか。
考えられるのは2点。
1.召喚状では、期限までに破棄される可能性がある。
2.緊急で押収しないと外部に漏れる可能性がある。
ガーランド司法長官は、捜査の内容どころか捜査してることでさえ外部に漏れないので有名ですが…。
今日の家宅捜査も報道が遅れたのは、FBI捜査官たちは私服で行ったんやと。だからマーラゴのスタッフも、シークレットサービスと勘違いしたらしい。
それにしても。
いったい何の書類やろうと興味津々。
でもおそらくトップシークレット中のさらにトップシークレットな情報で、私たち庶民が知ることはないような気がする。
個人的には、機密情報の内容は知らんでエエから、何で家宅捜査を強行したかの理由は教えてほしいと思う。
なんで諜報チーフが自ら6月に出向いていたのかが知りたい。
トランプは在任中にも、手元に届いた公的文書も破るので有名やった。スタッフが慌ててテープで貼り付けたりしてたそうで、破った書類をトイレに流すモンやからトイレが詰まったこともあったらしい。
元大統領の家がFBIに家宅捜査されるなんて、歴史に残ることは間違いない。
30年後の子供らは、学校でアメリカ史を学ぶ時、トランプだけで教科書の1章できるんちゃうか。
確か私が高校生の時に電車に乗ってたら、週刊誌の吊り広告に「田中角栄逮捕」の文字を見つけて目が釘付けになった。
ロッキード事件が世の中騒がせていて、国会尋問で小佐野やったか繰り返した「記憶にございません」は、流行語にもなった。
田中角栄の黒い影は報道されていたけど、まさか元総理が逮捕されるとは想像もでけへんかったから。
今日のは、アレと同じくらいの衝撃的な出来事やった。
ちなみに48年前の今日、ニクソンがウォーターゲート事件で辞任を表明。
とこまでもニクソンの影がつきまとうのが皮肉。
「FBIが大統領を狙えるねんやったら、私ら誰が狙われてもおかしないで」
「その通り。アンタが犯罪を犯した容疑者なら、法関係者は捜査できるねん。誰も法より上の人間はおれへんねんで」
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