休日、暇を持て余していたらご用心。
こんにちは、小島です!
先日、ネットニュースに「ある女性が毎週末、図書館通いをしている」という話が出ていました。
いいじゃないですか~それが何か?・・・と思うかもしれません。
でも、その女性はすごく悩んでいるんですよ。
なぜなら、無類の本好きだとか、読みたい本があるわけじゃないから。
他にやることがない、「好きなことがない」から図書館に通っている。
しかも、このまま一生通いつづけることになったらどうしよう・・・、と怯えているんです。
なんともったいない。
今、何にハマっていますか?
やることがないから図書館に通っている。
この話を聞いて、そんなバカなと思う人もいるでしょう。
行きたい場所、観たい映画や動画、やりたい運動、たくさんありすぎて休日が足りない、って人もいますからね。
でも、、、「やりたいことがない」「好きなことがない」、こんな漠然とした不安を
抱えている人はたくさんいます。
私のコーチング経験上、婚活や転職などで、「ピンと来る人に出会えない」「やってみたい仕事がない」という人のなかには、
そもそも、「何が好きかわからない」と言う人が多い。
たとえば、好きな芸能人はいますか?今、何にハマっていますか?と尋ねても、パっと出てこないんですね。好みの異性のタイプとかも・・・。
「好き」がわからないと、何をしても、何を選んでも、これでよかったんだろうか・・・という心もとなさが付きまとう。
消化不良の体験ばかり積み重なって、《退屈な毎日》がつづいていきます。
当然、その人の波長も下がってしまう。
人生100年と考えたら、かなりの心理的リスクです。
好きなことがわからない理由
では、なぜ、好きなことがわからないのか?
それは・・・、「好き」のセンサーが鈍っているからです。
好きという気持ちを感じにくくなっていると、たとえば、好きなことを仕事にしたいのに・・・、何をしたらいいかわからない、とりあえずお金になればいい、と儲け話に翻弄されたり。
恋愛だったら、自分からは好きになれず・・・、好きになってくれた人を好きになるとか。
こんな方々には、こうアドバイスをしています。
何か、少しでもやってみたいなと思った趣味は、「いいですね、とりあえずやってみましょう!」と。
「好き」の体験を増やしてほしいんですね。
続かなくてもいい、挫折してもいい。
それでも好きなことに向かって、心と体を動かした、という体験の積み重ねが、センサーを磨き直してくれるんですよ。
好きなことを思いだした!
先日、女優の杏さんと、渡辺謙さん親子が二人でギターを弾いている動画を見たんです。
お二人の弾き語りはとても素朴で、むずかしいことは何一つしていないんですが、堂々と、仲良く、楽しそうにされて、とても素敵だったんです。
「ああ、これでいいんだ」と、10年ぶりくらいにギターを手に取りました。
じつは若い頃にずっと弾いてたんですが、ある日、パタッと弾かなくなったんですね。
「もう、これ以上、うまくならない・・・」
手先がぶきっちょなので、楽しいよりも、もどかしいが大きくなってしまって。
どんなにがんばっても、あの人みたいには弾けないよな、なんて。
でも、自分のためだけに楽しんでもいい、「うまくなくてもいいんだ」と当たり前のことに気づいて、(趣味ですからね・・・)
私の「好き」をひとつ、人生に取り戻せた瞬間でした。
「好き」が波長を高めてくれる
仕事、趣味、恋愛で、好きセンサーが鈍る原因は人それぞれですが、
「うまくなければ」
「失敗したくない」
「今さら恥ずかしい」
・・・なんて思いは、好きをわからなくさせますよね。
でも、自分への過剰な期待や不安を手放せたら、「好き」って意外とあっさり、見つかったりします。
また、昔好きだったことを思い出せたりも。
・・・
「あなたの好きはなんですか?」
パッと出てくる人は、どんどん楽しんでくださいね。
好きなことに時間を使っている人は、高い波長で生きています。
その波長でいい出来事を引き寄せたり、「好き」を通じて気の合う異性や友達とも出会っていく。
もし、好きがわからなければ、小さな「好き」から試しましょう。
失敗してもいい、途中で止めてもいいから、少しでも「いいな」と思った趣味から始めてください。
それをやったら、他の人から良くも悪くも「どう思われるか?」という気持ちは脇に置いて。
好きの純度が高いほど、その人から発するエネルギーも高くなります。
そして、もし「好き」という気持ちを諦めてしまったことがあるなら、余計な思いを手放しましょう。
あなたの潜在意識下に、素直に好きと言えない、取り組むのを邪魔する思いはありませんか?
「好き」は誰にでも備わっています。
いつだって「好き」のエネルギーが、現実を変えていきます。
あなたの好きは、きっと正しい。
その感情は最適な道を教えてくれるセンサーですから。