むすんで ひらいて

すべてが帰着するのは、ホッとするところ
ありのままを見て、気分よくいるために

ささやかな、おいしいやりとり

2017年12月16日 | 日記

ふつうに、しあわせ

買ってきたみたらし団子に網の焼き目がついてるのを見てそう思った

 

毎週木曜日の習い事の先生が、家に来るたび手作りの

あんぱんやウインナーパン、蓬おはぎやマンゴーケーキなんかを持ってきてくださるので、

わたしも作り方をおそわってラムレーズンケーキを焼き、友達の家を訪ねる時の手土産にした

 

昨日はお布団をベランダいっぱいに干していたら、お隣の奥さんが

蜜柑農家に嫁いだ友達からたくさんもらったから。と、ぷっくり大きな蜜柑をおすそ分けしてくれた

来年引っ越すことになるかもと話したら、何度かありがとうねと言われ

そうか、わたしの生まれた年に両親もお隣さんもここへ越してきて

わたしにとっては海外にいる時も東京にいる時も、いつも最後に帰ってくる場所だったなと想い返した

 

生きるって出会いと別れとわかっていても、愛着を持ったものから離れるのはいつも切ないな

部屋に戻ってきてから、なんだか急に涙が出そうになったので

そわそわ階段を上って父の使っていた衣類を片づけて、パタパタお布団をはたいた

 

終わりがあるから尊さに気づく

今年もあと2週間ばかり

ささやかな、おいしいやりとりを続けていこうっと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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