アメリカへの引っ越しを告げた父が放った衝撃の一言 | 小5から中3までアメリカ帰国子女のブログ

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南カリフォルニアに4年間滞在しました。
「子供目線のアメリカ生活」
毎日のちょっとしたひとコマ、学校の様子、
子供は海外に行くことに対してどんな思いなのか、など
辛いことも今となっては笑える感じで、ご紹介します。

※過去記事整理のため、2016年に書いた記事を書き直しました。

 

 

 

当時小学5年生だった私は愛知県の公立小学校に通っていました。

そろそろ子供だけで地下鉄に乗って映画を見に行ったり、ハンバーガーショップに行ったりと、楽しみが増えてきたころです。

高学年の女子ということで面倒なことも多々ありましたが、良い友達に恵まれて、そこそこ楽しい毎日を過ごしていました。

 

 

 

小学校でも部活が盛んな地域で、私もソフトボール部に入っていました。

 

監督も先輩も怖いし、口を開けば「スミマセンでした!」「ドンマイ!」合戦の体育会系で。

 

ビビりなので行きたくない日も多かったですが、なんとかレギュラーを勝ち取ることができました。

1度試合中、思い付きでぴょんぴょん飛んでたことがあって、そしたらベンチの監督から

 

「かぁごめぇぇぇ!!飛ぶなぁぁぁぁ(笑)」

 

と喝を飛ばされました。

 

私はクセで「すみませんでしたぁぁ(笑)!!」と言っちゃうもんだから、周りも「ドンマイ(笑)!!」みたいな。

 

徐々に自分のキャラが確立したというか、自分の居場所を見つけられた感じがとても嬉しかったです。





6月のとある土曜日の朝食の席で、突然父が言いました。

「大事な話があります」

我が家では滅多にない家族会議です。父母弟と私でパンケーキを囲みながら、話は切り出されました。

そもそもウチは転勤族なので、いつか引っ越しの日が来るのは知っていました。

私は日頃からいつ次の引っ越しが来るかビビっていたため、あー、ついき来てしまったかと思いました。

私の予感は的中、父は
「引っ越すことになりました」と言いました。

私は「どこに?」と質問します。

父は
「どこだと思う?」と返します。

東京、大阪、広島、北海道....思いつく限りの県名を言いました。

でもどこも当たりませんでした。





「アメリカ」



ええええええええ!!??チーン
予想外すぎる!!
引っ越さなきゃいけないだけでも嫌なのに!!
アメリカって、英語!?え、どーすんの!?

 

 

 

パニックになった私は最後の望みをかけて、父に問いました。

 

「アメリカ行きたくないですって会社に言ったらどうなるの?」


 

 

うちの父、何て言ったと思います!?
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふーんって言われる」















ふーんて滝汗



え、ふーんで済むならふーんって言われて済まそうよ!!



と思いましたよ
ニヤニヤ

 

この「ふーん」をジャポニカ社会人辞典で翻訳すると

 

「ふーん(コイツ上の命令に従わないのか、もう出世コースから外すわ)」

 

になりますね。サラリーマンにとっては死活問題です。

 

 

 

娘の「どうしても行かなきゃダメ?」という不安をこめた質問に対し、リアルな上司風に返した父も父ですが。

私はそれ以上何も言えなくなって、絶望で泣きましたえーん

 

真っ先に頭に浮かんだのは、学校の友達、ソフトボール部の仲間、そして英語どうすんの.....

 

母は何も言わず、低学年だった弟はまだ実感がないようでした。

 

 

海外赴任が決まったとき、子供への伝え方って家庭によって違いますよね。その家のカラーが出るというか。

 

我が家の寡黙な父からの発表は、こんな感じでした(笑)

 

 

 

会社の辞令は絶対らしい

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