アメリカ行きが決まって言われたくなかった言葉 | 小5から中3までアメリカ帰国子女のブログ

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南カリフォルニアに4年間滞在しました。
「子供目線のアメリカ生活」
毎日のちょっとしたひとコマ、学校の様子、
子供は海外に行くことに対してどんな思いなのか、など
辛いことも今となっては笑える感じで、ご紹介します。

※過去記事整理のため、2016年に書いた記事を書き直しました。

 

 

 

アメリカへの引っ越しが決まり、徐々にまわりに伝えるようになると、大人は口をそろえて言いました。

「いいね~いい経験になるね~」


この言葉を投げかけられた当時の私の心境は......

 

 

 

 

 

 

 

 

ハァァァァ!!??

 

こっちの気持ちも考えんとよくそんなこと言えるなムカムカムカムカ

 

友達とは離れ離れ

部活も辞めさせられる

好きなテレビ番組は見られんくなるし

言葉わからんし、勉強ついていけるか怖いし

 

何がいいんだよ!!

 

どこがいい経験なんだよ!!

 

欲しけりゃくれてやるからお前が代わりにアメリカ行け!!





と絶賛反抗期、心の中は荒れに荒れておりました笑い泣き

 

子どものうちから英語圏に住むことのメリット、今は理解できます。

 

子どもを励ます意味でポジティブに言ってくれたのかもしれません。

 

でも10年そこそこしか生きていない子どもに「いい経験」とか軽々しく言ってはいけないな、と今は思います。

 







逆に印象に残っているのは、
算数の先生のリアクション。

 

授業中にアメリカ行きを伝えると

 

「え!?日本人学校?それともアメリカ人アメリカ人アメリカ人の中にドーン?」

 

私が「アメリカ人アメリカ人アメリカ人の中にどーん」と言うと

 

「ひええぇぇぇ」

 

と引いていましたニヤニヤ

 

この素のリアクションが、嬉しかったです。

 

大人が建前を言っているか、本気で心配してくれているか、子どもはわかるんですよね。

 

 

 

 

 

 

1番嬉しかったのは、親戚のおばちゃんの言葉。

「私だったら絶対嫌やわ~

かごめちゃん泣いたでしょ?」

そのひとことが、心の底から嬉しかったです。

ほとんどの大人がきれいごとを言う中で、初めて自分のことわかってくれた、と感じました。

 

 

 

海外への引っ越しが決まった子どもにどんな声をかけるか正解はありません。

 

そんな子がいたら、大人になった今の私は何て声をかけるか?

 

たぶん声はかけずに、本人の気持ちを聞きたいです。
 

 

 

 

 

「励まし」よりも「共感」

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