コロナでもウポポイ。登別から函館を訪ねる北海道 4泊5日のおトク旅 6 - 鬼の街から地獄谷へ(2020年11月28日/2日め)
2020年11月28日 鬼祠 -念仏鬼像 (おにぼこら-ねんぶつきぞう)で。(登別市登別温泉町)
11月28日
ホテルを出て、
温泉街まで来てみました。
商店街のそこかしこで、
鬼だの閻魔大王だのが出没する、
不思議な街並み。
楽しみながら歩きました。
朝8時で、まだ早いせいか、誰も歩いていません。人間には会いませんでしたが、鬼さんはそこかしこにいました。笑
閻魔大王「地獄の審判」
鬼の元締めである閻魔大王が安置されたお堂です。時間になると、「地獄の審判」というデモがあり、閻魔大王が鬼の形相に変わるそうです。8月の地獄まつりの時には、堂から出て街を練り歩くとか。
閻魔大王の鬼の形相は、以下で見ることができます。(3分を過ぎたころから始まります。)
湯かけ鬼蔵
温泉銭湯「夢元さぎり湯」出入り口のすぐ横には、かわいらしい鬼の像が立っています。
温泉のお湯が流れ出ていて、そのお湯をかけて祈願します。
これは、合格祈願の鬼。
観光案内所にも、鬼。
かわいらしい、夫婦鬼。
街角では、こんなふうに、鬼が当たり前に飾られています。
湯鬼神の九金棒
登別温泉泉源公園にあります。ここは、パワースポットなのだそうです。
【湯鬼神の九金棒】
名前の通り、9本の金棒が奉られています。金棒毎に、それぞれ色と御利益が異なります。金棒が9本である理由ですが、登別温泉にある9つの泉質(硫黄泉、食塩泉、明ばん泉、芒硝泉、緑ばん泉、鉄泉、酸性鉄泉、重層泉、ラジウム泉)に九星気学を当て嵌めて作ったからだそうです。
各金棒には9種類の色と御利益が
込められています。
緑:金運上昇
紫:立身出世
黄:良縁成就
赤:子孫繁栄
白:家庭円満
黒:商売繁盛
茶:学業成就
青:無病息災
全部の金棒で祈願したら、
もう、人生勝ち組ですね。😅😅😅
ところで、この金棒、
8本しかありません。
私たちも不思議だったので、
後で調べてみました。
実は、9本めとして、
金の金棒というのが存在します。
大願成就の御利益があるそうですが、
これを昼間に見ることはできません。
夜になると出て来るので、
「幻の9本目」と言われているとか。
9本めの、金の金棒。(画像をお借りしました。)
これだけは、
地中深くに埋められているため、
通常は見ることができないし、
願掛けができない金棒
なのだそうです。
鬼祠 -念仏鬼像 (おにぼこら-ねんぶつきぞう)
江戸時代から伝わるという、「念仏鬼像」を祀った祠です。両脇では、3.5mの赤鬼立像と2.2mの青鬼座像がにらみをきかせています。
となりには、滝本金蔵と栗林五朔の碑がありました。
滝本金蔵は、温泉そのものの発展に貢献した人物で、栗林五朔は、登別温泉街の発展に貢献しました。
私たちが宿泊した登別グランドホテルは、
おふたりの成果の象徴
ともいえる存在なのだそうです。
登別グランドホテルは、昭和13年6月、栗林徳一(栗林五朔の長男)の発案によって建設されました。クリーム色の建物で、赤い屋根瓦に青いひさしがついていました。
当時はたいへんモダンな建物で、
昭和29年の、昭和天皇・皇后両陛下の
北海道巡幸の際には、
宿舎にあてられました。
それ以来、「登別温泉の迎賓館」と
呼ばれるようになったそうです。
私たち、「迎賓館」に
泊まったんですね。
昭和天皇のご宿舎ですか!
4泊5日で、49500円の旅なんですが。爆
商店街を過ぎると、向こうの方に煙が見えてきました。
「支笏洞爺国立公園」と書いてあります。「地獄谷」の入り口です。
地図で見ると、「現在地」の上に、黄色いエリアが広がっています。これが、「地獄谷」です。
「登別地獄谷」です。
置いてあるミニチュアを見て、ずいぶん広いことがわかりました。
山の方まで、ずうっっっと、「地獄谷」。^^
これから、
「地獄谷」の中を歩いてみます。
(つづく)