MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 63 - ウポポイ⑩(伝統的コタンとクチャ)/ Visaのタッチ決済(スマホ)がオトクです。(2021年11月7日/5日め)

2021年11月7日 国立アイヌ民族博物館で。アイヌの狩小屋(クチャ)の作り方を教わりました。(北海道白老郡)


11月7日(日)


ウポポイのいちばん奥にあるエリア
伝統的コタン(チェタ カネ アン コタン)
に着きました。


伝統的コタンの後ろに広がる、
広大な森林をご覧ください。
すごいスケールですよね。
さすが、北海道です。


静かな水をたたえるポロト湖と、
どこまでも続く森林の中で、
かつてはアイヌの人々が
おおらかに暮らしていたんだなあ、
と思うと、なにか、厳かな気持ちになるし、
切ないような心地にもなります。
思いは複雑です。


さて、伝統的コタンですが、
チキサニ広場とイカラウシ工房のある通りを
さらに直進した、その先にあります。


道の奥にあるのが伝統的コタンです。何軒もの家屋が並んで建っています。


ここには、チセ(家屋)群が再現されていて、
アイヌの伝統的な生活空間を
体感できるエリアとなっています。
儀礼を見学したり参加したりできるほか、
民族衣装を着用して写真撮影もできます。


チセ(アイヌの家屋)が建ち並んでいます。

プ(貯蔵庫)です。この中で、干し魚や干し肉、アワやヒエなどの穀物、乾燥させた山菜、たばこなどを保存しました。湿気やネズミの害を防ぐために高床に作られ、柱にはネズミ返しをつけました。食料を出し入れするときには、「ニカラ」と呼ばれる梯子を使いました。


小さな家にかけられたニカラ(梯子)。
一本の木をそのまま利用し、
くぼみを作ることで、
梯子の機能を持たせています。
こんな梯子に、見覚えがあります。


ベトナムの民族学博物館で見た少数民族の家屋に、同じようなタイプの梯子がありました。なつかしい。^^(2019年10月18日)

このときの日記です。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 121 - ベトナム民族学博物館②(2019年10月18日/48日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


プ(貯蔵庫)の隣りに、四角い箱のようなものがあります。

へペレセッ(仔グマの檻)です。春先のヒグマ猟で捕獲された仔グマは、コタン(村)に連れて帰り、育てました。仔グマが成長し、チセ内での飼育が難しくなると、屋外にへペレセッを建て、大切に飼育しました。そして、1~2年後に、その霊魂をカムイモシリ(カムイの世界)へ送り帰す、イヨマンテ(熊の霊送りの儀礼)が行われました。

ナギナタコウジュを干しています。アイヌ語ではエントやセタエントと呼ばれます。ナギナタコウジュの茎葉は、炎で炙り、香り付けとして粥に入れました。また、乾燥させたものをお茶にして飲むこともありました。また、山猟や海漁へでるときに持っていく水入れの栓としても使われました。ナギナタコウジュで栓をすると、水の味が変わらないそうです。

家屋の裏には、子どもたちのゲームコーナーがあります。弓矢を使って、シカやクマの的をねらいます。

マスコットキャラクターのトゥレッポんは、オオウバユリをモチーフにしています。


この伝統的コタンの周辺には、かつて、
オオウバユリが多く自生していたそうです。
コタンのうしろには、
広大な森林(ポロト自然休養林)が広がり、
そんな中で育まれた自然の恵みが、
アイヌの暮らしを支えてきました。


多様な植物を育んだ本来の植生を
復活させることを目指して、
現在は、そのための環境づくりを
行っているそうです。


ポロト湖の畔では、ガイドツアーも行われていました。

これはクチャと言います。松葉を利用した狩小屋です。狩りなどの目的で野山に入ったときに、風雪を避けて寝泊まりや煮炊きするために建てられた、簡易的な小屋です。

反対側から見ると、こうなっています。形は、テントのようですね。

イケメンのお兄さんが、クチャの作り方を説明してくれました。^^

まず、3本の棒を、こんなふうに紐で束ねてしばります。

それを広げて、三脚にします。これがクチャの支柱になります。

さらに、7本程度の棒を立てかけて骨組みをつくります。

トドマツなどの枝葉をかぶせれば完成です。

内部には、鉤型の木を吊り下げてあります。ここに鍋をひっかけて、煮炊きすることもできました。


クチャの材料は、
野山にある木の枝や草の葉などで、
現地で手に入るものばかりです。
テントを持ち運ぶのではなく、
そこにあるものでテントを作るという、
アイヌの知恵でした。


クチャのうしろに広がる、ポロト湖。


湖の対岸には、
3つのとんがり帽子が見えました。
建設中の、
星野リゾート 界 ポロト
です。


広大な森林に囲まれ、
ポロト湖のほとりに建つ、界 ポロト。
まるで別世界の建造物のような
高級リゾートホテルに、
いったいどんな人が泊るのだろうかと、
興味津々で眺めました。


(つづく)


(おまけのお話)


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