【個人と法人の税金⑤。】 | 会計士ゆーたの不動産投資道。

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こんにちは!
 
 
前回に引き続き、役員報酬のお話ですね。
 
 
いよいよ今回、
 
個人と法人の税金の話は最終回になります!
 
張り切っていきましょう!!

 
早速税金計算の具体例ですが、
 
事例として次のようなケースを考えます。
 
 
<具体例>
 
この事例を元にすると、
 
まず個人の利益は次のように計算されますね。
 

<(A)個人の利益>
こっちは結構シンプルです。
 
1,000万円稼いだけども、
 
300万円は経費として使ったので、
 
結果として700万円が利益として残った
 
という状態です。
 
 
一方、法人の利益は次のようになります。
 
 
<(B)法人の利益>
 
さっきよりちょっと複雑になりましたね。
 
 
法人側と個人側で分かれますが、
 
それぞれ見ていきましょう。
 
 
【法人側】
法人では1,000万円稼いだものの、
 
経費として300万円、
 
役員報酬として700万円を払い出すので、
 
結果として法人の利益はゼロとなっています。
 
 
【個人側】
個人側では、法人から払い出された
 
役員報酬が収入になりますね。
 
 
そしてここがポイントです。
 
 
前回お話しした、給与所得控除の登場ですよ。
 
 
この役員報酬700万円に対して、
必要経費相当として190万円を
追加で控除できるんですね。

 
これがあるおかげで、
 
法人と個人の利益合計は
510万円になります。
 
 
どうでしょう?
 
ちょっと難しかったかもしれませんが、
 
要は給与所得控除の190万円分、
法人の方が利益が下がって
オトクということです!笑
 
 
利益が下がれば、
 
連動して税金の支払いも少なくなりますからね。
 

他にも法人には色々メリットがありますが、
 
どんどん細かい内容になっちゃいますので、
 
大きくはこれまでに説明した2つを
 
覚えておいてもらえればと思います!
 
 
以上、個人と法人の税金の違いでした。
 
 
お読み戴き有難うございました。
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