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喪中のため新年のご挨拶は控えさせて頂きます・・・・

が。

新しい年ですね!ニコニコイタリアは12月31日はSan Silvestroという祝日、1月1日はCapo d'anno ということで祝日ですがそれ以外はいたって平日です。今年はカレンダーがちょうどよく祝日と土日がつながっていて、コロナさえなければクリスマスから1月6日のEpifaniaという祝日まで、通しで3週間近くは休暇が取れそうな感じでしたが、結局ロックダウンになり何もできず。えーん

そんなわけで私は、日本語の生徒さんたちも「今年はどこにも行けないし何もできないから普通に授業をしたい」ということでしたので、祝日旗日を除いては平常運転でした。

平常運転とはいってもやはり狭い家でいつも連れ合いがいると、何かと思い通りにいかないこともあり・・・結局はたいしたこともできずひたすら読書とNetflixざんまいでしたが。真顔


今回、「喪中」と書きましたが、正直なところ父が亡くなったから「おめでとう」と言ってはいけない、というその因果関係にはあまり納得してない私(笑)。でもこの年末年始のお祭り感覚はやはり家族を思い出して感傷に浸ってしまうということはあります。

ギザギザギザギザギザギザ

私は一人っ子で実の両親が揃った家庭で育ちましたが、家族関係はとてもドライでした。両親から愛されたということはもう100%実感しているしそれに対して疑う余地は全くないのですが、でも「家族」という概念は最後まで強く持てない関係でした。(少なくとも私にとっては)

これって、私たち3人の持って生まれた素質がきっとそういう結びつきしかできない、そしてそれが自然であるという人たちの集まりだったからでしょう。

未だかつて私にとって「家族とは何か」は不明のテーマですが、実はそれは学問としても研究されていることのようです。

ところが私の連れ合いはその点とてもはっきりと明確に「家族」に対する自分の気持ちの位置が決まっている人で、そのへんに疑いももやもやも不安も一切ないようで羨ましい限りです。彼は今までに一回も「家族ってなんだろう」とか悩んだことはないし、私と彼は二人だけど立派な家族だし、それでいいのだ。という、一点の曇りもない考えです。

対して私は、父が亡くなったことで日本の親戚とどうやって付き合っていけばいいのか、とか、私が今まで日本のことを顧みなかったことを今更のように気に病んでみたりとか、すごく考えてしまうんです。

大家族や大きなコミュニティーのようなところに入れられると無性に居心地が悪くなることも分かっているのに、それに憧れるという、変な感覚。


「好きになれればよかったのに。」
もやもや



年末年始にはそんな感覚に襲われました。そして今、箱根駅伝という言葉を見ては、必ず毎年それを見ていた父を思い出します。

明日からイタリアは普通の生活に戻ります。6日の祝日が過ぎればクリスマス装飾も取り外し、本格的なスタート。今年ほどそれが待ち遠しいこともないかもしれません。


2021年は新しいことがいろいろと始動します。

皆様も良いスタートをお迎えください。