■ 連文節
文節と文節が結びつき、ひとまとまりになって、一文節と同じような働きをするものを連文節という。
(例) 木々の こずえで かわいい 鳥が 鳴いて いる。
連文節 連文節 連文節
■ 文の成分の種類
文の成分の考え方は文節の場合とほぼ同じで、主部・述部・修飾部・接続部・独立部の五種類がある。
(例) きれいな 花が 咲いて いる
主部 述部
小さな 庭に 花が 咲いて いる。
修飾部
今日は 雨だが、 あすは 晴れるだろう。
接続部
星空の 美、 それは すばらしい ものです。
独立部
■ 文の成分の位置
(1) 倒置
標準的な文では、述語(部)が文末に来るが、その順序が入れかわることを倒置という。話しことばや強調するときなどに用いられる。
(例) 美しいね、この花は。 (主語と述語との倒置)
述語 主語
(2) 省略
その場面や文中で意味が通じる場合に、主語や述語、修飾語などを省くことがある。これを省略という。
(例) おいくらですか。 (主語の省略)
■ 文の組み立てからみた文の種類
文を、その構造(組み立て)からみる場合、主語・述語の関係の数と組み立て方によって、三種類に分けられる。
(1) 単文
主語・述語の関係が一つだけの文。
(例) 赤い花が庭一面に咲いた。
主語 述語
(2) 複文
主語・述語の関係が二つ以上あり、それらが並立の関係でない文。
(例) 主語 述語
おじが 来たのは、 昨日です。
主部 述部
(3) 重文
主語・述語の関係が二つ以上あり、それらが並立の関係である文。
(例) 主語 述語 主語 述語
空は 青く、 海は おだやかです。
並 立
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