読み聞かせやってみたいんです!

と、たまにですが 相談されます。

では、一緒に絵本を勉強しましょうよ、

とお誘いすると

え?勉強?となって

じゃあ、いいです。ってなる。


そりゃそうですよね。

なんで、たかが絵本読むのに

勉強しなきゃならないの?

そんな大仰なことになるならやーめっぴって、

思うよねぇ···。



わかってる。

わかってるけど、

言ってしまう。


絵本、一緒に勉強して

もっともっと、ディープに楽しみましょう〜って。




雪が降ると、本棚から取り出して
じっくり 眺める絵本。

巨匠 バージニア・リー・バートンの
すてきな作品です。

おはなし会で何回も読んだ。
お稽古も勉強会もした。
一人で珈琲飲みながら眺めた。

でも、
いつまでたっても 飽きるということがない。
降り積む雪の さりさり鳴る音。
冷たく重い軋み。
そこを 深く押しえぐる
除雪車ケイティの
力強いエンジンの唸り。

五感を揺さぶられるような
この感覚の源が知りたくて
何度でも ページをめくってしまう。

こんな本に
何冊も出会えた幸せを
他の人にも分けたい、おせっかいな気持ちが
勉強会へのお誘いに繋がってしまいます。


もっと、ライトに絵本とふれあいたい人も
いるという事は知っているけど···。

夢中ということは、
おせっかいにも繋がっちゃうんだな。


絵本は
総合芸術であり
ひとが初めて出会う
文学作品であると
師匠は言う。

私も そう、思うんだよ。