学舎の記憶|廃校を旅するブログ|

誰しもが記憶に残している「まなびや」の形、歴史を記します

寺泊町立大河津中学校

■学校データ

創立:1947年

・大河津村立大河津中学校として大河津村立大河津小学校に併置して開校。五千石分校、山ノ脇分校を設置。

・1954年に現在地に新校舎竣工、移転。山ノ脇分校を廃止。

・1957年に町村合併により寺泊町立大河津中学校と改称。五千石分校が分水町立地蔵堂郷中学校に統合。

閉校:1996年

コメント:

跡地には寺泊コミュニティセンターと、おおこうづ保育園が建てられている。公民館の敷地内に閉校記念碑が建てられている。その記念碑の近くには二m・・・誰だ君たち。どうやら創立30周年に建てられた石像らしい。30周年記念のものはほかにも近くの池もそうらしい。中では鯉が飼われている。

1975年の空中写真と見比べると、全く同じ場所に似たような形状の建物があるが、完全新規に建てられたものらしい。建てられたのは1997年10月で、建設当初は「農村環境改善センター」という名称だったようだ。竣工と同時に寺泊町役場大河津支所と公民館機能がここに移転している、(大河津支所はその後出張所となり、2007年4月に廃止されている)

また、もともとこの付近が大河津村の中心だったようで、敷地内には「大河津村道路元標」と刻まれた石が設置されていて、すぐ隣に説明看板が設置されている。厳密には少しずれた場所のようだが、道路拡張と共に移したらしい。

ちなみに五千石分校が分水町側に統合したのは、大河津村は大河津分水路により東西が分断されていたそうだが、昭和の大合併の際に、分水町に近い4集落(五千石分校含むエリア)と与板町に近い1集落とがそれぞれ分割されたという経緯があったかららしい。

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(1975年の空中写真。中央にあるのが大河津中学校。出典:国土地理院

 


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