●くるる（代理：本多正信）
「『マシュマロ』っていうメッセージ受付サービスを利用し始めたんだよね」
●吉乃ちゃん（嫁）
「いくつかメッセージが届いてましたね」
「せっかくなので破壊防御の話をしていこうかな。
先に行っておくと破壊防御ってすごくマイナーな防御構成でなおかつクソ雑魚防御なので流し読む程度で大丈夫です」
「まずはマシュマロで質問された防御における破壊効果の説明からお願いします」
「攻防の流れで説明すると伝わりやすいかもしれない。
本領や陣が攻撃された時、攻撃側攻撃力と防御側防御力の比較が行われる。
この時点ではまだ攻防共に破壊力は関係しない」
「破壊力が関係するのは防御側が負けた時だ。
防御側負け判定時に初めて攻撃側と防御側の破壊力の比較が行われる。
詳しい破壊力の計算については後述する」
「たとえ火力で負けたとしても、破壊力で勝っていれば陥落しないということですね」
「さらに防御側が破壊負けした場合、
攻防破壊力の差分※と耐久値の比較が行われる。
耐久値 - 差分 が0以下にならなければ、陥落は免れるわけだ」
※攻防破壊力の差分 = 攻撃側破壊力 - 防御側破壊力
「マシュマロに戻って、『防御における破壊効果はどんな意味があるのか』という質問に答えるなら
『火力でも負けても陥落しないためパラメータ』というのが答えになりますかね」
「そういうことになるね。
最初に破壊を重視した防御は弱いと言った理由がまさにそこで
負け判定出すとＨＰも減るし兵損も増えるし防御ポイントもそこまで稼げない。
だったら破壊とか気にせず普通に火力増やした方がいいよねってなるわけだ」
「なるほど……。
ひとつ気になることがあって、
たまに陣防衛していると負けてないのに陥落寸前って報告書が届くときがあるんですがあれは何故なんですか？」
「陣レベルが上がった直後に攻撃されると
耐久が回復しきってないから状態としては陥落寸前になることはあるね」
陣Lv1
陣Lv2(レベルが上がった直後)
「状態は下の表のようになるので
レベルが上がった直後だと残耐久が17%のため陥落寸前ということになるんですね」
「これでマシュマロには答えられたとも思うんだけど、せっかくなので破壊防御についてさらに深堀していこう。
『攻防の破壊力はどのように計算されるのか』という話に移りたいと思う。
まず攻撃/防御破壊力の計算対象になるのは以下の条件を満たした武将だ」
①ダメージ計算後にHPが1以上残っている武将
②被害兵数計算後に指揮兵数が1以上残っている武将
「ここが攻撃火力・防御火力の計算と違う部分ですね。
ダメージ・被害計算後に破壊力が計算されるため、負傷or壊滅した武将は破壊力の計算からは除外されます」
「次に破壊力の計算はこんな感じ」
武将破壊力 = 被害計算後の残兵数 * 兵士破壊力 * スキル効果
「ここでも攻撃火力・防御火力の計算と違う点がありますね。
火力計算には統率が関係しますが、破壊力の計算には統率が関係しません」
「兵士破壊力はヘルプの『武将カード/兵士について』に記載されている数値のことだね」
「兵士攻撃力・兵士防御力と違って兵士破壊力は兵科によって大きく数値が異なりますね。
兵士破壊力の最も低い長弓1万兵で守ると総破壊力は2万になります」
総破壊力 = 10,000(残兵数) * 2(兵士破壊力) * 1.0(スキル無し) = 20,000
「同じ残兵数であっても、兵士破壊力20の大筒兵で守ると総破壊力は10倍の20万になる」
「豆知識だけど報告書の総破壊力はバグがあって、ここだけ何故か被害計算前の兵数で計算されるんだよね。
下の報告書だと被害計算後の破壊力は50,000のはずなんだけど、100,000で記載されてる。
陥落判定はちゃんと被害計算後の破壊力が使われているからプレイする分には問題ないんだけどね。
これについてはサポセンに150回くらい問い合わせたけど返答がないので諦めました」
「報告書だけ見ると防御側が破壊勝ちしてるように見えますが、陣は陥落してますもんね」
「今回テーマにしている破壊防御。
すなわち『負け判定でも破壊勝ちして耐久が削られない防御』というのが実現可能であるかというと
これはソロ相手には比較的簡単に実現できる。
負傷・壊滅が出なければいいので例えば名古屋さんに大筒なんかを積むと5000兵も残れば赤備え相手にも破壊値で勝てるんだよね」
防御側破壊力 = 5000(残兵数) * 20(大筒破壊力) = 100,000
攻撃側破壊力:76,000 < 防御側破壊力:100,000
のため、耐久が削られていない
「陣防衛なんかだと1部隊vs1部隊の場面もあるので破壊防御は有効かもしれませんね」
「さらに掘り下げてスキルの話をしていこうと思う。
といってもPart1で触れるのは一般的な破壊上昇スキルのみになるけど」
「破壊上昇スキルと言えば、真っ先に思い浮かぶのは天綾の誓約でしょうか？」
「そうだね。破壊効果のあるスキルは上げればキリがないけど、一番効果が高いのはそれかな。
攻防火力と違って破壊スキルは極限枠に付けても1.2倍されないからそこは注意が必要だね」
「他にも破壊効果が〇倍になる武将もいますよね。
例えば破壊効果2倍の一条さんに破壊150%上昇の天綾を付けると、破壊300%上昇になります」
「防御・破壊効果〇倍系だとこの3人が今のところいるのかな。
特に誾千代ちゃんはS2が天綾の誓約なのも大きいよね。
まあ破壊防御自体が弱いのでだからどうしたという話にはなるけれど」
「攻撃武将まで広げると以下の3武将も破壊効果が倍増する初期スキルを持っています。
まあこんな武将を防御で使ってる人はほとんど見たことありませんが。
破壊効果は攻防共有なのでこれらの武将に破壊上昇スキルを付与して防御で使うと防御時の総破壊力が上昇します」
「では破壊上昇スキルが総破壊力にどのように影響するかを見てみよう。
天綾の誓約を付けた一条さんのみを部隊に加えた場合、
スキルの効果で総破壊力が4倍になっていることが分かる」
総破壊力 = 10,000(残兵数) * 20(大筒破壊力) * 4.0(スキル効果：一条＆天綾により+300%)
= 800,000
「さらに破壊効果を増やしてみたのがこちらですね。
合計で+1125%上昇、つまり破壊力12.25倍にした時の報告書です。
スキルがない状態だと20万の総破壊力でしたが、同じ残兵数・兵科で総破壊力が240万まで上昇しました」
「たった4つスキルが増えるだけでこれほどまでに破壊効果が上昇するわけだね」
「天綾自体が150%上昇というおかしな性能をしているっていうのも理由にありそうですけどね。
破壊2.5倍の信長さんに付けたら375%まで上昇しますし。
そもそも天綾の誓約って素材は誰なんですか？」
「これが本当に貴重で取引所に出てくる武将に限定すると第一候補に出来るのは2枚
S1まで範囲を広げても5枚しか素材がないんだよね。
ちなみに天綾の裏は天綾じゃないのでS2が天綾の武将は素材にならないというのも難易度を高くしている原因かな。
実際はもうちょっとあるんだけど、どっちにせよほぼないよね」
「前期から天神のラインナップが変更されて旧天はさらに排出率が下がりましたもんね……」
「他にも破壊力を出す方法はあって、破壊上昇は火力と同様模倣が可能なんだよね。
だから破壊効果を持つ防御武将を模倣してやることでも総破壊力を増やすことができる」
松永さんの初期スキル：破壊70%上昇
スキル破壊上昇 = +70% * 13(オリジナル+12模倣）
= +910%
総破壊力 = 10,000(残兵数) * 20(大筒破壊力) * 10.1(100%+910%)
= 2,020,000
「オープンして間もない鯖の補佐の方とかだと松永さん模倣している人って結構多いですよね。
あとは同名武将ですが攻撃の松永さんも破壊効果だけで言うなら初期スキル最高でしたっけ？」
「この記事では語らないけれど破壊防御は本当に弱いから使う時はよく考えないといけないけどね。
なのでまとめると本領を陥落させない目的であれば破壊模倣や破壊倍系武将への破壊スキル付与が有効。
陣防衛なら尼子さん、名古屋さんにS2天綾の誾千代ちゃんなんかを組ませて大筒で守るのもありだね」
「陣防衛に関しては耐久1残しの片倉さんに飛翔付けた方が強かったりもしますが、
片倉さんが手元になければ選択肢としてはアリかもしれませんね」
「他にも負傷を出さないために気丈の決意とかも重要になってくるんだけどその辺はPart2で語ろうかな。
あとは気になっている人も多いだろう吉川夫人の考察も追々やっていけたらいいかな」
(この記事のアクセス数が伸びなければやらない可能性も高いけど)
「吉川夫人は姫くじでピックされていた武将なので考察したいところではありますね」
「特に吉川夫人に関しては今回の記事を全否定するくらいに別格の強さがあるので
引いた人は溶かさずに残しておくことをオススメします。
長くなったけど今日はこの辺で。おつした！」
「お疲れ様でした」
■Part2(2022/05/14 10:00 公開予定)
https://ameblo.jp/kitsuno-kururu/entry-12742634026.html
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