このコーナーは、私が東海道五十三次を
京都から江戸(東京)に向かって、
ちびちびと歩いている記録を、
文と写真でつづっています。
まずは「(徒歩で)日本橋に到達する」を
目標に掲げて、頑張っています!
私の東海道旅は「広重の浮世絵作品」を
キーワードとしています。
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これまでの旅の記録は、こちらの目次 をごらんください!
三
ちょっといい和・東海道編です!
今回は、愛知県の赤坂宿を散策します。
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赤坂宿は・・・
日本橋(江戸)から数えて36番目の宿場町です。
記録によると・・・
本陣3軒、脇本陣1軒、旅籠(はたご)62軒という宿場でした。
1709年(宝永6)、大火事に見舞われ宿場が消失。
その後、幕府の援助で復興されました。
赤坂宿を描いた歌川広重の作品の1つ
「赤阪 旅舎招婦ノ図」 を見てみましょう。
旅舎招婦(りょしゃしょうふ)ノ図と題された本作では、
旅籠(旅舎)を題材にして、客をもてなす店員と
くつろいだ様子の客や、身支度をする遊女たちを登場させて、
旅籠の日常的な風景が表現されています。
今回の移動ルートはコチラです
< おおまかな流れ >
1. スタート:よらまい館
2. 脇本陣(わきほんじん)跡
3. 赤坂代官所跡
4. 大橋屋
5. 休憩所(赤坂宿公園)
6. 高札場(こうさつば)跡
7. 本陣跡
8. 関川神社
9. ゴール:見附(みつけ)跡
では、本編をどうぞ
日時:2021年11月1日(月)
天気: 時々
よらまい館は、無料休憩所です。
この日(月曜日)は休館日でしたが、トイレを借りる事は可能です。
近くに赤坂宿場資料室もありますよ。
こちらを、11時40分に出発しました。
三
まずは・・
御油宿に向けて東海道を歩いて行きます。
まもなく、目の前にキレイな案内板を発見!
色々と書いてくれているので、ガイドブックを開かずに
周辺の情報が得られて助かります。
よく見ると、次に向かう御油宿の名前も出てますね。
の案内板の少し左には
脇本陣跡
11時43分に到着。
「脇本陣(輪違屋)跡」と刻まれた石柱が建てられていました。
脇本陣は、 大きな藩で本陣だけでは泊まりきれない場合や、
藩同士が鉢合わせになった場合に格式が低い藩の宿として
利用されるなど、本陣に支障が生じた場合に利用されました。
本陣は原則として一般客の宿泊は認められなかったが、
脇本陣は大名・勅使などの利用が無い時には
一般客の宿泊も可能でした。
さらに、少し左前に移動すると
大橋屋について書かれた案内板も。
大橋屋は、一般の旅人が宿泊する旅籠でした。
1809年にこの辺りに大火災があった後に建てられたそうです。
江戸時代の屋号は「鯉屋(こいや)」でした。
その後、所有者が数回変わり屋号が大橋屋に改められました。
2015年3月に旅籠としての営業を終了されたとのこと。
その後は個人より豊川市に建物を寄贈され、
修理工事を経て市指定文化財となりました。
日時指定の上で一般公開されています。
一度、後ろにさがってパチリ!
の案内板の奥に進むと・・
左側の柵の内側に、大橋屋に関する別の案内板も
顔を右に向け、つきあたりで行くと
赤坂代官所跡
立て札だけですが、代官所についてかかれてますね。
赤坂代官所は、三河の幕府領地を支配していました。
2つ上の案内板が、の右側に写っている物です。
この柵の向こう側が大橋屋の敷地です。
東海道側から見てみましょう
大橋屋
入口がありました。
残念ながら、この日は定休日でしたので、
外だけ写真を撮らせて頂きました
の左下には
「大橋屋」の石柱が建てられていました。
東海道を挟んで、ほんの2軒分ほど隣り向い側に、
歴史を感じる外観の建物を発見!
民芸品店の尾崎屋さんでした。
尾崎屋さんのすぐ横は
休憩所(赤坂宿公園)
休憩スペースになっていました。
案内板には宿場の地図が大きく描かれていたので、
イスに座って食事をとりながら見ることも
出来ますね。
のすぐ隣りには
高札場跡
11時49分に到着。
高札場では幕府が出した法令などを木の札に書いて、
人通りの多い場所に掲示していました。
ほんの少し先に進むと、道路の反対側に
本陣跡
11時51分に到着。
問屋場(といやば)跡
11時52分に到着、出発から440mが経過。
問屋場では、宿場間を移動する際の人馬の手配や
管理などを行っていました。
―
そしてそして、6分ほど歩いたところで・・・
関川神社
11時56分に到着、出発から670mが経過。
「夏の月御油より出でて赤坂や」
この句は松尾芭蕉が夏の夜の短さと、近接する赤坂と
御油間の距離の短さを詠んだものです。
境内にこの句が刻まれた句碑があるとのことでしたが、
チェックするのをわすれていました。
そして・・・
見附(みつけ)跡
「見附」は宿場の入口で石垣などを積み、
出入りする人々を監視する場所でした。
実は・・・
この見附跡を見つけられず、
6分ほど周辺をウロウロしました!
最終的にスマホでネット検索し、所在地を突き止めたのでした。
赤坂宿の散策は、これで終了です。
赤坂宿・見附跡到着:12時3分
歩行時間:0時間23分
(アプリ「adidas Running」にて計測)
次回は、御油(ごゆ)宿を目指します。
以上、ちょい和・東海道編でした!
私のインスタグラムでは、
「東海道五十三次をたどる旅」シリーズとして、
過去撮影写真を、1枚づつアップしています。