スキンケアの基本は、保湿と紫外線対策です。
紫外線対策に有効的な手段は、日焼け止めを塗ること。
日焼け止めは一年中欠かせませんが、紫外線が強くなる季節は特に気を付けたいですね。
皆さんはご自身に合った「日焼け止め」に出会えていますか?
私は長引くマスク生活のお陰で、悲しいかな万年マスク荒れ状態です。
肌荒れしていると「日焼け止め」すら塗りたくなくなりますが、紫外線を浴びるによるダメージを避けなければなりません。
でも、「日焼け止め」を塗ると痛みや刺激を感じたり、却って肌荒れが悪化することもあるので、本当に辛いです(T_T)
ここ数年、肌荒れしていても敏感になっている時でも使える、肌に優しい「日焼け止め」を、ずっとず~っと探しているジプシー状態でした。
~(´д` ~)))))(((((~ ´д`)~フラフラ~♪
そんな私が選んだのが、敏感肌や肌荒れしている時にも使えるスキンケアとして人気の『IHDA(イハダ)』、『キュレル』、『無印良品』です。
これは、ガチで使い切りました。
肌に優しいと言われる3つブランドの『日焼け止め』(いずれも医薬部外品)の成分や特徴、実際に使ってみたリアルな感想をレビュー致します。
日焼け止め選びのご参考になれば幸いです。
ヾ(。´∀`。)o♡
この記事の目次
日焼け止めの成分について
『日焼け止め』に含まれる紫外線を防ぐ成分は、大きく2つに分けることができます。
「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」ですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
紫外線吸収剤
「紫外線吸収剤」は肌の上で浴びた紫外線を吸収し、熱エネルギーなどの別のエネルギーに変換することで、紫外線が肌の細胞に浸透するのを防ぐ成分です。
ブロック効果は高いですが、紫外線を吸収する時に肌にチクチクした刺激を感じたり、稀に赤みや湿疹が現れる場合があります。
悪化すると身体のタンパク質と結びついてアレルギーを引き起こすこともあります。
●メリットは、白浮きしにくく日焼け止め特有のキシミ感がなく、汗に強いこと。
▼デメリットは、肌の刺激になりやすいこと。
紫外線散乱剤
「紫外線散乱剤」は、物理的な仕組みで紫外線を散乱、反射させます。
散乱剤(パウダー)が肌を均一に覆って紫外線を肌表面で反射、散乱させて紫外線の影響を防ぎます。
●メリットは、比較的低刺激で肌に優しいこと。
▼デメリットは、原料の性質から肌につけると白っぽく残る場合があること。
使われている成分について
紫外線吸収剤として使われている成分 |
紫外線散乱剤として使われている成分
|
メトキシケイヒ酸オクチル
ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリ ジンプロピオン酸オクチル ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン オクチルトリアゾン パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル など |
酸化チタン
酸化亜鉛 など |
日焼け止めには、①「紫外線吸収剤」だけのもの、②「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の両方配合されているもの、③「紫外線散乱剤」のみ配合されているものがあります。
肌に優しいとされる「ノンケミカル」と表示されているものは、「紫外線散乱剤」のみを配合した日焼け止めです。
肌に優しい『日焼け止め』をお求めなら、「紫外線散乱剤のみ」「ノンケミカル」を目安に選ぶと良いでしょう。
ただし、比較的肌に優しいと言われるノンケミカルの日焼け止めでも、「酸化亜鉛」入りだと、金属アレルギーの方は赤みやかゆみが出るなど、肌荒れを起こす可能性がありますのでご注意ください。
IHADA(イハダ)「薬用UVスクリーン」
IHADA(イハダ)は、治療・予防・防御を通して肌トラブルに対応することを目的とした資生堂が展開するブランド。
薬用化粧品、花粉やウイルス、紫外線などから守る防御品など、心地よい使用感を追求した商品が揃っています。
IHADA(イハダ)『薬用UVスクリーン』は、紫外線吸収剤無添加(ノンケミカル)の顔・からだ用の薬用日焼け止めです。
商品名 | IHADA(イハダ)
医薬部外品 |
メーカー | 資生堂 |
紫外線防止効果 | SPF50+ ・ PA+++ |
価格(税込) | 1,760円 |
容量 | 50mL
商品サイズ 幅43mm×高さ112mm×奥行き21mm ミルクタイプ |
成分 | 【有効成分】
グリチルリチン酸ジカリウム 【その他成分】 常水,ワセリン,デカメチルテトラシロキサン,メチルポリシロキサン,メチルフェニルポリシロキサン,濃グリセリン,ジプロピレングリコール,ポリアクリル酸アルキル,セバシン酸ジイソプロピル,PEG-9 ポリジメチルシロキシエチル ジメチコン,ビスブチルジメチコンポリグリセリル-3,ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体,N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・2-オクチルドデシル),水酸化アルミニウム,含水ケイ酸,無水ケイ酸,ステアリン酸,低粘度メチルハイドロジェンポリシロキサン,ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト,クエン酸,クエン酸ナトリウム,メタリン酸ナトリウム,ピロ亜硫酸ナトリウム,フェノキシエタノール,酸化チタン,低温焼成酸化亜鉛 |
特徴 | ○2層タイプ。良く振ってから使う
○「資生堂快適肌設計」でやさしい使い心地 ○資生堂独自の微細分散技術※2 で、被膜感のない使用感 ○高精製ワセリン(肌うるおいバリア保護成分)配合で、かさかさしない肌ざわり ○洗浄成分となじみやすいので、いつもの洗浄料で落ちやすい ○抗肌あれ有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」配合で、肌あれ・あれ性を防ぐ ○紫外線吸収剤無添加、パラベン(防腐剤)無添加、アルコール(エタノール)無添加、無香料、無着色で敏感肌の方でも毎日使える「資生堂快適肌設計」でやさしい使い心地 ○アレルギーテスト済み・ニキビのもとになりにくい処方 ※すべての方にアレルギーが起きない、また、ニキビができないわけではありません。 ○光スタミナ技術 ○ウォータープルーフ(耐水テスト済み)で汗・水に強い ※2 紫外線散乱剤などの粉末を細かく分散してさらさらに変化させる技術 |
キュレル UVカット UVエッセンス 【医薬部外品】
キュレルは、肌の必須成分「セラミド」の働きを守り補う、乾燥性敏感肌を考えた花王の低刺激性スキンケアに特化したブランドです。
商品名 | Curél
医薬部外品 |
メーカー | 花王 |
紫外線防止効果 | SPF30・PA++ |
価格(税込) | 1,650円 |
容量 | 50g
エッセンス |
成分 | 【有効成分】
グリチルリチン酸ジカリウム 【その他成分】 水、微粒子酸化Ti、BG、イソノナン酸イソノニル、シュガースクワラン、流動イソパラフィン、アスナロエキス、イソノナン酸イソトリデシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、DPG、ステアリン酸POEソルビタン、アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体/イソヘキサデカン/ポリソルベート80、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、ジメチコン、トリシロキサン、パルミチン酸デキストリン、水酸化Al、ステアリン酸、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、ユーカリエキス、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、水酸化カリウム液(A)、ジステアリン酸ソルビタン、セタノール、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ステアリルアルコール、アミノヒドロキシメチルプロパンジオール、ポリオキシステアリン酸、オレイン酸ソルビタン、エデト酸塩、フェノキシエタノール |
特徴 | ○紫外線・乾燥から肌を守り、消炎剤配合で肌荒れを防ぐ、医薬部外品のUV
○ウォーターベースでベタつかずみずみずしい ○負担感のないやさしい使い心地の潤いエッセンスタイプ ○そのまま化粧下地としても使える。肌をなめらかに整え、化粧のりを良く ○潤い成分【セラミド機能成分(ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド)ユーカリエキス、アスナロエキス】配合 ○「なめらかバリアベール」が肌を包み込み、夕方まで潤い続く ○赤ちゃんのデリケートな肌にも使える |
無印良品「薬用美白日焼け止めミルク」
数種類ある無印良品の日焼け止めの中から、今回は『薬用美白日焼け止めミルク』を使ってみました。
有効成分として、「トラネキサム酸」が配合されているので、美白ケア※ができる高機能タイプです。
紫外線吸収剤が入っているので、ノンケミカルでは無いですが、合成香料無添加・無着色・無鉱物油・弱酸性・アルコールフリー・パラベンフリーです。
※日焼けによるシミ、ソバカスを防ぐ
商品名 | 無印良品
医薬部外品 |
メーカー | 無印良品 |
紫外線防止効果 | SPF31 ・ PA+++ |
価格 | 1,590円 |
容量 | 150mL
商品サイズ 縦50mm×幅50mm×高さ152mm ローション |
成分 | 【有効成分】
トラネキサム酸、グリチルリチン酸2K 【その他成分】 水、パラメトキシケイ皮酸エチルヘキシル、シクロペンタシロキサン、イソノナン酸イソデシル、1,2-ペンタンジオール、ジメチコン、パルミチン酸エチルヘキシル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、濃グリセリン、親油型ステアリン酸グリセリル、ミツロウ、ベヘニルアルコール、シリコーンレジン化加水分解シルク、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、アラビアゴム、チンピエキス、ヒアルロン酸Na-2、トリシロキサン、BG、ステアリン酸POEソルビタン、ステアリン酸PEG、1,2-ヘキサンジオール・1,2-オクタンジオール混合物、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、クエン酸、クエン酸Na、水酸化K、EDTA-2Na、天然ビタミンE、フェノキシエタノール、香料 |
特徴 | ○乾燥性敏感肌を考えた低刺激設計
○有効成分としてトラネキサム酸を配合し、メラニンの生成を抑えシミ・ソバカスを防ぐ。 ○みずみずしくさらっとした仕上がりで全身に使える ○合成香料無添加・無着色・無鉱物油・弱酸性・アルコールフリー・パラベンフリー ○必ず腕の内側等に少量をつけ異常のないことを確かめてお使いください。 ○落とす時は石けん等で丁寧に洗い流してください。 |
日焼け止め3社比較【イハダ・キュレル・無印良品】
イハダ | キュレル | 無印良品 | |
効果・成分 | |||
使用感等 | |||
特徴 | 紫外線吸収剤無添加(ノンケミカル)
肌あれ防止、保護機能 資生堂快適肌設計、独自の微細分散技術 |
紫外線吸収剤無添加(ノンケミカル)
肌あれ防止、保湿効果、セラミド配合 乾燥性敏感肌を考えた低刺激設計 |
有効成分「トラネキサム酸」を配合し、メラニンの生成を抑えシミ・ソバカスを防ぐ
肌荒れ防止 |
※個人の主観による評価です。
イハダ
紫外線防止効果は最高レベル。肌あれ防止効果や保護機能が高く肌に優しい。
無香料、目に沁みない。サラッとした使い心地、ウォータープルーフ等、真夏でも使いやすい。
良く言えばトーンアップするが、白浮き感がある。
摩擦には弱め。
マスクや襟元、特に黒っぽい服を着ていると、摩擦で剥がれた「日焼け止め」が移って白く見えることがあるのでご注意ください。
IHADA薬用UVスクリーン
キュレル
肌あれ防止、保湿効果、セラミド配合で肌に優しく、乾燥肌や敏感肌の方向け。
肌に優しい成分や使用感が優先的で、UVカット率が低めなので、秋から冬の乾燥するシーズンに良いかと。
ローションというより、クリームのような柔らかで滑らかなテクスチャー。
つけ心地が非常に良くて、日焼け止めにありがちなストレス感がありません。
ただし、オイリー系の方や夏の暑いシーズにはやや不向きか。
この他にも、『UVカット デイバリアUVローション』 ( SPF50+ PA+++)をはじめ、日焼け止めの種類が豊富なため、好みや季節によって使い分けると良いかと思います。
無印良品
無印良品の『薬用美白日焼け止めミルク』の優れている点は、美白効果があること。
しかし、紫外線吸収剤が入っているので、肌への優しさという点ではやや劣る。
他の2社のように独自技術や特筆するほどの成分が含まれていないためか、最もお手頃価格。
私を含めて「香りが気になる」という口コミが多く、使用感にマイナス評価。
また、ポンプのノズル部分に日焼け止めが固まってしまい、出す度に白い塊が出てくるので毎回ストレスでした。
無印良品には、「日焼け止め」の種類がいくつかあり、また日焼け止めとしても使える化粧下地なども揃っています。
ノンケミカルを選びたいなら『敏感肌用日焼け止めミルク』。
ただし、やはりちょっと独特な”香り”が気になります。
口コミでも「香り」に関するネガティブな意見が多めです。
私は前年使ってみたのですが、香りとUV効果(SPF27・PA++)が物足りなくて、リピしませんでした。
まとめ
肌に優しい日焼け止めとしての総合力では、IHDA(イハダ)がややリード。
キュレルは、乾燥性敏感肌に特化したブランドならではの魅力があります。
また、「日焼け止め」のラインナップが豊富なので、季節やニーズによって使い分けできたり自分にあったものが見つかる可能性が高いです。
無印良品は、最新技術や成分はないものの、日焼け止めに美白効果がプラスされています。
また、最新技術などは期待できませんが、化粧品に関しては研究開発のコストが掛から無いためでしょう、お手頃価格で値段の割には良いと言ったコスパの良さが際立ちます。
日焼け止めと言っても、各メーカーそれぞれに特徴がありました。
一人ひとりの肌は違います。
求める機能やニーズ、使い心地によっても、評価は分かれると思います。
ご自身の肌の状態や使用感の好みに合った日焼け止めを選んでくださいね。
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