●シーズー♂白茶 7歳 体重3.75キロ（適正5キロ台）
1年前にカットしたとのお話でしたが、全身毛玉で
特に四肢の足先がフェルト状にガチガチに固まっていて、
バリカンも入らないような酷い状態でした。
後肢から腐敗臭。
ティアハイムに到着したのが、午後2時半くらい。
とにかく、壊死しているかもしれない足先だけでもカットして、
動物病院に連れて行きたいと思って、毛玉と格闘すること2時間。
なんとか四肢の足先のフェルト状の毛を外しました。
午後6時に動物病院へ。
後ろ左足の足首から膝の間の裏側。
皮膚は溶け落ちて、腐敗しており、漿液と血が流れ続けていました。
抗生剤2種（バイトリル、コンベニア）とステロイドの注射。
体重3.75キロで痩せています。
後肢の壊死している個所は、皮膚の再生を期待してケアしながら看ていくことになりました。
抗生剤の内服薬10日分も処方されました。
もう1頭は、元気そうでした。
●トイプードル×チワワmix♀ 8歳 体重4キロくらい。
元気に吠えていて、ご飯もペロリと食べました。
シーズーくんの傷に動揺していたのですが、
動物病院の看護師さんたちが、ササッと丸刈りにしてくださいました。
本当に感謝。終わりの時間にありがとうございます。
もう毛玉もないから、これから治療を頑張ろうね。
足の爪は毛玉に巻き込まれて4～5センチくらいの長さに伸びていて
（ありえないほどに真っすぐに伸びていて）
これ以上、短く切るのは危険なので、去勢等の手術の折に短く切りそろえていただきます。
痛々しい赤剥けの傷も、なんとか切断は免れるかもしれません。
飼い主さんの事情もお聞きしています。
4年前に急に要介護になった家族がいて、とても犬の世話に手が回らなくなった。
介護と仕事に追われて、高齢のご両親に認知症も進み、子育てもある。
餌をやるだけで精一杯の日々。
もっと早くに、どこかにＳＯＳを出していたなら、
犬たちはもっと早くにネグレクト飼育から解放されていたかもしれない。
たられば、の話ですが、よくこの状態で生き続けていたと、本当に可哀想になりました。
2時間格闘して毛玉カットした私の手には、
洗っても洗っても消えない腐敗臭が染みついています。
この子がどれだけ長い間、この傷に苦しんできたのか、
そう思うと悲しくなります。
我慢強く、吠えたこともほとんどないそうです。
毛玉をカットする時も、じっと耐えていました。
この子が幸せになりますように、どうか応援してください。
緊急引取り案件でしたので、
こちらで応援していただけますと助かります。
【継続】 緊急引取の犬猫たち（多頭飼育崩壊、廃業ブリーダー現場対応を含む）
みんな幸せになるために生まれてきた。
2頭とも、もとはペットショップから買ったそうです。
その当時の幸せな気持ち。
家族が増えた、きっと楽しい笑いもたくさんあったことでしょう。
どうかその気持ちをずっとずっと忘れないで。
手元にいる子の幸せを忘れないでください。
1月スタート、ファミリーサポート基金が始まりました。
継続治療が必要な子も何頭かいます。
引き続き、こちらも応援よろしくお願いいたします
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