子どもの年齢:8歳

現在の英語レベル(英検等):イギリス人の子どもと遊べるレベル

高校3年段階で望む英語レベル:同年代の英語圏の学生と対等に話せる

使用教材・本・通信教育など:ミッキーややトムとジェリーの映画

教室:なし

子どもの英語教育の体験談を教えてください。

子どもの英語教育が重要だと思ったのは、10年前にフィンランドに行ったときのことでした。
そのときに感じたことは2つあります。1つ目は、ヨーロッパでは英語を話せないと、文字通り「話にならない」ということです。

私は仕事のワークショップに参加しましたが、私を除く参加者はフィンランド人であり、みんな日本語を喋れませんでした。

でも、日本人の私がいるということで、みんな気を遣って英語で討論をしてくれました。

フィンランドにはフィンランド語というものがあり、彼らは普段それを使ってコミュニケーションをしています。

しかし、彼らはほぼ全員が英語もネイティブ並みに理解することができるため、自国民以外の参加する会議では当然のように英語を使います。

問題は、そのときの私はそれほど英語を使いこなせなかったことです。
私の稚拙な英語でも、みんなは最後まで嫌がらず英語で話を進めてくれましたが、私自身はばつの悪い気分になりました。

自分に子どもができたときには、英語で苦労させたくないと、そのときの経験から感じました。

そして2つ目に気がついたことは、フィンランドでは子どもたちも当然のように英語を話せるということでした。

あとで知ったのですが、フィンランド語は英語と起源が異なり、文法も単語も英語と全然違います。
にもかかわらず、子どもは英語を使いこなすことができます。これには何か理由があると思いました。

フィンランドはゆとり教育で有名で、自主的に様々なことに興味をもって勉強していける姿勢が一般的です。

街にも英語があふれており、子どもは英語に自然と興味がもてる状態になるのだろうと感じました。

その後、子どもができてから、私はこれらの経験を活かして英語教育をしようと思い、実行しました。

まず、2歳からは簡単なABCのカードや絵本を日本語のものと併用しました。自然に触れさせることが1番です。
3歳を過ぎると、100円ショップで見つけたディズニーのアニメDVDを買い、テレビで見せるようにしました。

100円ショップには音声も字幕も英語に切り替えられるものがたくさん売っていまして、これこそが私の望む子どもへの英語教材だと思いました。

これを見せたことで、子どもが英語に自然と興味をもてるようになり、あとは特別な勉強や教室に通わせる必要はありませんでした。
年齢が上がれば、同じ年代のイギリス人やアメリカ人の子どもがふれる遊び道具や映画などを与えれば、子どもは勝手に学習していきます。

もちろん、私も英語で話しかけることもあります。現実の世界でも英語が使えることを分からせるためです。

幸い、最近の日本は海外からの移住者が増えたため、公園で遊ぶイギリス人の子どもと知りあい、仲良くする姿を見ました。
このような方法で、子どもへの英語教育をしています。

これは、フィンランドという、ネイティブではないのに英語を使いこなせる国での出来事がきっかけとなっています。