タイトルにもちゃんと鈴鹿の三国岳と書いとかないとね、同じ名前の山多いようなので。
街道歩きの途中ですが久々のお山です。
思えば去年秋から山に登っていなかった!
久しぶりなので初ピーク目指してテンション上げましょう。
鈴鹿の稜線繋ぎの未踏ピーク、三国岳。
鞍掛峠~三国岳~烏帽子岳山頂間がまだ歩いていない区間。
繋げておきたいけれども今の脚では、そして体重では・・・。
とりあえず鞍掛峠~三国岳~烏帽子岳の予定表は作りましたが様子を見て歩きましょう。
ということで最近歩いた伊勢西街道の現代版国道306、365を車を飛ばして鞍掛峠へ。
6時半前に到着でなんとかトンネル前に駐車できました。
おそらくは皆さんの行き先はリスのかわいい御池岳。
平日だから大丈夫でしたが土日はこうはいかないだろな。
さて準備準備・・・あっ。
いきなり痛恨の一撃、ボトルにお湯を持ってきてなかった・・・。
買ってきたカップ麺&コーヒーは車に置いて行きます・・・。
風が強くて寒いかもしれないのに。
気を取り直して。
準備してる間に二人に登山道のこと聞かれました。
御池岳、人気上がってきてるのでしょうか?
以前より踏まれて安定してきたかな、峠までのトラバース区間。
スミレさん、タチツボさんでしょうか、スミレは難しい。
ヤマルリソウさん。
登山道の鞍掛峠に到着。
そう、ここが伊勢西街道の黄金大橋たもとにあった明治道標の「とうげまで三十丁」の峠です。
ってことで街道歩きと山登りの二つの記事がつながりました笑。
ここから北の三国岳方面は初侵入です。
もちろん鞍掛地蔵さまに安全のお願いをしておきます。
お賽銭は帰りに、ギブアンドテイクで笑。
参宮街道と書かれているのが街道ウォーカーとしては嬉しい。
ここ鞍掛峠は確かに伊勢への道のひとつなのです。
黒階段は中電巡視路名物。
登山道というよりも巡視路としての活躍がメインの道なのですね笑。
その証拠に、登り始めてすぐにすれ違った方の後は誰一人見かけませんでした笑。
ヒイヒイ。
割とザレ気味の道でまあまあ勾配もあり。
さらに久しぶり&体重増のせいでしょう、地面ばかり見てたらすぐそこに鉄塔が。
鉄塔下には背負子とザックがいくつもデポされてました。
中電巡視登山隊のものでしょう、ご苦労様です。
カタクリさん・・・開いてない。
あんまりにも道のど真ん中にいるので踏まれないように枝で囲って目立つようにしておきました。
まあ通る人少ないでしょうけど。
その後もなかなか開いてないな~。
・・・強風で花が揺れる揺れる、ブレそうなのでシャッタータイミングが・・・。
花の写真一枚に各々数分かけてます。
小ピークのような場所が見えてきます。
すぐ目の前にある尾根上のピーク、焼尾山への分岐です。
もちろんピークは踏んでいきます。
地味な分岐の案内を地味に教えてくれる書き込み。
ほらもうそこに焼尾山は見えてます。
ショウジョウバカマさんも今年初。
地味なピークで山頂標もなかったので先端まで行ってみるとなんだか刈り払われてました。
ところでここ焼尾山、実はかなり楽しみにしてました。
草川敬三氏著「山で花と出会う 近江花の山案内」という本の中のイワウチワのページで、
焼尾山山頂のイワウチワの群落とシャクナゲが印象に残ってると書かれていたのを見てて期待高かったのですが・・・イワウチワさんいたけど少なかったのでした。
2004年初版、20年前の本だからまあ状況も変わってるよねぇ。
可憐なイワウチワの花を愛でることができたのでよしとしましょう。
そしてシャクナゲさんはツボミすら見えませんでした、残念。
分岐に戻り三国岳へ。
進むべき道が見えました、左が三国岳、右が烏帽子岳。
シロモジの鮮やかな花、小さめの花でかなり拡大撮影してます、もう少し大きければもてはやされそうな鮮やかさです。
登山道にはカタクリの葉っぱは多いのですがツボミばかり・・・。
あっ、ようやく咲いてるの見つけた。
その後は点々と咲いてる、日当たりや場所の違い?
だんだんと咲いてる個体が多くなってきました、やったね。
ミツバツツジも満開。
アカヤシオ、シロヤシオはいないようです。
三国岳手前の鞍部からラスボスを見上げる感。
直登直登&直登。
ギリトラバースしなくても登れる角度の斜面で火の玉ストレート直登。
結構ザレてるし歩きにくいけどちょいちょい木を掴めますからまあ大丈夫。
トンっ、とピークに出ます、三国岳着いた~。
初ピークはかなり久しぶりなので浮かれて自撮り。
三国岳は二つのピークのある山、「双耳峰」です、なのでもう一つ山頂があります。
今いるのが「三国岳最高点」といわれるピークで、前方に見えるのが「三国岳」公式?山頂です。
もちろんあそこにも行きますよ。
二つの峰を繋ぐ尾根上・・・。
木の皮が剥がれてる・・・。
爪跡が・・・。
冬の間冬眠せずに皮を剥いで食べてたとか?
念のため注意しつつ、双耳峰のもう一つのピークへ。
はい!三国岳登頂!
そうそう、双耳峰ってこの山頂標の板の形みたいに猫耳的にふたつピークがあるのです。
ここでも浮かれて自撮りを。
こちらのピークのどこかに「三国」という山の名前の由来、美濃近江伊勢という三つの国の境界が接する地点があるはずですが目印とかあるのかな?探してみるのを忘れてました。
ここで脚に相談です、「脚さんどう?」
即、「たぶんえぼしまではあかん」というお返事。
三国烏帽子間の稜線も風が強そうで帰りはモロ向かい風になりそう。
ここでラーメン抜きの寂しいお昼を食べてお帰りしましょうか。
三国岳踏んだので最低限の仕事はしました。
烏帽子岳~三国岳間はまたのお楽しみです。
終始山頂独り占め貸し切りでした。
さ、帰るか~。
予定行程の半分なので時間は余裕、来た道をのんびり帰りましょう。
ザレ斜面は下りのほうが注意が必要なのでゆっくりと。
キランソウさん。
青空とミツバツツジ。
焼尾山にもも一度寄ってみます。
よく見たら消えそうなちっこい山頂標がありました。
カタクリも帰りのほうが咲いてるような気がする・・・。
そう思いつつ朝の道の真ん中にいたカタクリの場所・・・咲いてるよ~!
たった数時間でこんなに反り返って・・・嬉しいよ・・・涙。
鉄塔では、お約束やっておこかな笑。
中電巡視登山隊の皆さんの荷物はもうありませんでした。
無事下山できそうです、ありがとう。
ささやかながらお賽銭を。
峠からのトラバースを慎重に下りてたらなんだか大きな声がする。
目を凝らすと・・・ひゃあ!あそこか!
例の中電巡視登山隊に違いありません。
あんな高い所に、しかもこんな強風の日に、ホントご苦労様です。
桜ももう見納めでしょう、ヤマザクラは生存競争してるのでこんなに背が高くなってます。
過保護箱入り娘の染井さんちの吉野さんとは大違いですね。
小駐車場のほうもどうやらいっぱいになってます。
無事下山しました。
ログ。
大人気御池岳とは対照的に三国岳やはり地味、結局一人とすれ違っただけ笑。
三国烏帽子間を残したのは残念ですがすっかり軟弱になっていて無理はできません。
下山時には膝がきてたし、今も言うまでもなく大筋肉痛です・・・。