いつも楽しみにしている刈谷市美術館さんの
絵本原画展の企画
今回はまるごと馬場のぼる展です。
行ってきました!
というウワサのチラシです。
場所:刈谷市美術館
開催期間:2022.9/17~11/6
11ぴきのねこといえば
保育園で・幼稚園・ご家庭と、
ニャゴ!ニャゴ! どこにでもあって
誰もが知っている絵本。
わたしたち児童書専門店でも、
いつも切らさず店頭置いているけれど
あえてご紹介するまでもない
親戚のおじさんみたいな親しい絵本
という位置づけです。
そして、11ぴきたちときたら、
やってはいけないことを全部やらかし、
子どもの心の奥底の気持ちを、
いえいえ
大人の心の奥底だって、
遠慮なく
ぜ~んぶ現実にして見せてくれる
そんな主人公たちです。
11ぴきを読んだ読み手の心は、
だから、
青空に放たれたみたいに解放されるのです。
やるなと言われたら是非ともやりたくなる!
という、11ひきたちの特性と、
同じものを持つわたしとしては、
この画展に
旧知の友との面会の気分で出掛けたのでした。
<木の葉も色付き始めた
刈谷市美術館エントランス>
さて、展示作品の前半は、
もちろん、11ぴきのねこの原画がメイン。
文章が入っていなくても
その場面も、この場面も、
11ぴきたちのセリフが言えるわ。
そして、後半で展示されていたのは、
お絵描き大好きな馬場のぼる少年のこと、
さらに、代用教員を経て、
漫画を描いて世に出た馬場青年の作品群。
11ぴきの絵本シリーズが
子どもたちに迎え入れられてからも、
ご本人は、
「漫画家」を名乗っておられたそうです。
展示されているまんが作品を拝見して、
上質の笑いで読み手の心を解き放つ
あの作風はここから生まれたのか・・・
そんなふうに感じました。
わたしが鑑賞したのは夕方の時間でしたが、
会場には、小さい方もチラホラいて。
いいですね~
そろそろ美術館デビューしたい
そんな予定の小さい人があったら、
今回の刈谷美術館にはチャンスです!
絵本で馴染んだ原画がたくさん並んでいるので、
大いに楽しめると思います。
なお、今回、
図録はお店でも販売しております。
まんが、風刺画やデッサンなどの、
今は入手不可の情報もたっぷりです。
図録で下見をして鑑賞に・・・というのもいいですね。
11ぴきのねこ(本体¥1200)
絵巻11ぴきのねこマラソン大会(本体¥2000)
図録まるごと馬場のぼる(本体¥3000)
お人形も置いています。
にゃごにゃご
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