2021年5月8日(土)

連休中になんとか黒鯛をやっつける事が出来たので、いつもよりチョット早いけど春イカ・シーズンに突入します。
今シーズンは私にとっての「エギングの聖地」、浜田市からスタートします。
明るくなった午前6時前に最初のポイントを覗いてみると、毎年釣り人でイッパイだったのに3割くらいの人出でした。
ハヤリヤマイの影響か?
それとも春のアオリイカにはマダ時期が早いのか?
周防大島で釣って冷凍していたアジを使ってヤエン釣りをしながら、合間にエギングをしながらヤエンリールのドラグが鳴るのを待ちます。
ご常連の爺ちゃんの話によると「アオリイカはマダ早い。ポツポツくらいは釣れとるが、来たらデカいぞ。」言うてはりましたから「自己新記録出るかも・・・」と、ワクワクしながら投げ続けますが、アッ!という間に何も無い時間が3時間過ぎます。670pix_001
小魚も見えず、何の生命観も感じられない海を眺めていると「アカンかなぁ・・・」と、つい弱気になってしまいます。
3時間も同じ場所に立ったままで、なぁんにも無いと流石に心が折れかけてきました。
シャクって海面に弛んだ黄色いPEラインが、沈降するエギに引かれて一直線に成っていきます。
徐々に引かれて行くのを眺めていると、速度を増して引かれ始めます。
「キタッ!」
思うより先に右腕が反応して、アワセが入りました。
「ギューン!ギューン!ギューン!」と、大きなストロークで力強い引きが始まりました。
安物のLUVIASのドラグが、ジリジリと音を立てながらPEラインの放出を始めます。
「けっこうデカいんとチャウか・・・。」
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リールを巻こうとするが、イカが止まらないのでロッドを立てたままイカが止まるのを堪えて待ってると「プツン」と、バレてしまいました。
「あぁ~やってもうたで・・・身切れか・・・?」
「一番やったらアカンやつやんか!」
「日にイチド有るか無いかの貴重な獲物をバラすとは・・・・何という体たらくと言うか間抜けと言うか・・・海底付近で大量にスミも吐いただろうし、警戒して仲間が居ても逃げてしもうたやろなぁ・・・。」
エギを回収して「イカのヌメヌメ」が付いていないか調べてみますが、噛んだ痕跡も、抱き着いた時にくっつくヌメヌメも何にも付いていません。
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「エギのボディーに抱き着いてたんじゃなく、カンナに浅くフッキングしてたダケなのか?」
「あぁ~どう対処したら良かったんや?」
折れそうな心に添え木を当てながら、この後13時まで粘ってみましたが遂に「ポキッ」と逝ってしまい、山口へ向けてRUN&GUNしながら「東洋美人・限定純米吟醸 醇道一途 直汲み生」を買って帰りました。
ヤケ酒です。
ホゲッタ動画も貼っときます。