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幅広過ぎる支持者層の問題

ま、ちょっとひとりごと。
最近のれいわ新選組のごたごたを見ていて、あることに気が付いたんですが…ある傾向、というか。
れいわの熱心な支持者の中には、

  1. 嫌中韓
  2. 女性嫌悪

のどちらか、または両方という人が、けっこう混じっているみたいなんですよねえ。
特に、大西支持者に多いということは、言えますが、非大西支持者で、山本太郎支持者の中にも、いるみたいなんですよね。
じゃあ、この人たちって、太郎の理念とか理想を、まったく理解していない…または、理解してはいても、支持しているのは、太郎が掲げる「別の部分」なんだろうかなあ。
そうとしか、思えませんが。

「現状否定」が彼らを引きつける?

そして、たぶんですが、それって「現状否定」なんじゃないかな、という気がするんですよね…。
太郎が言っていることのうち、「今の状態が間違っているんだ」という部分を、激しく支持する、共感する、みたいな。
反緊縮だって、突き詰めて言えば「今の状態が間違っているんだ」という、それですよね。
だから…私の想像ではですよ、今の自分に納得が行かない人のうち、それが、あんまり自分のせいだとは思えない人たちが、太郎の「今の状態が間違っている論」に、惹きつけられるんじゃないのかな、みたいな。
それは、今の自分の状態に納得が行かないという場合には、いろんなケースがあるでしょうし、全部が全部、自分のせいとは限らない場合だって、ありますよね。
しかし…太郎が「キミが不幸なのは、政治のせいなんだ」と言い出して、それを強調されると、「あっそうだったんだ」と思う。
思ったように稼げないのも、結婚できないのも、結局は、政治のせいだったんだ。

「他罰的な人たち」を引きつけてしまう太郎

そうなると、太郎の言っていることは、より「他罰的な人たち」に、どうしてもウケてしまうという面があり、そしてそのクラスタの人たちというのは、かなり、ネトウヨになってもおかしくないようなクラスタと、重なるわけなんですよね。
その結果として、あの界隈を見ていると、「えっ、ネトウヨじゃないの?」というような人が、ザクザク見つかる、ということになり。
しかし…現在の日本で、最も福祉寄りで平和志向な政党であるれいわ新選組に、ネトウヨクラスタに行ってもおかしくない人が、集まっているとか、それは…かなり不思議な現象で。
そしてまあ…目立って大西支持者に多いということも、これは言えるんですね。
大西支持者の人で、「太郎さんの政策のうち、中韓と仲良くするほうがいいというのは、支持できない」と言っている人、とか。
それは、普通だったら、ネトウヨに行くような人やん。
しかし…そういう人が、J-NSCや、在特などに行かずに、れいわに来たのは、なぜなのかって、まあ私の想像では…「もうちょっと自尊心が高い人」、なんじゃないのかな、と。れいわに来ているネトウヨクラスタの人というのは。
J-NSCや在特に行く人のことを、バカ丸出しだと思っていて、軽蔑しており、ゆえに、そっちには行かないですよね。

常軌を逸した「女性叩き」の問題

そしてまあ、女性嫌悪、これはですよ、今回の大石あきこさん叩きで、ものすごい表に出てきたというか…木村英子さんまで叩いていますからね。
もう、常識の範疇ではない。なぜ、彼女たちに、そんなに憎まれる理由があるんだって、私には、全く理解できない。
あの2人というのは、どう考えても、普通よりも立派な日本人女性だというのが、一般的な評価というものでは、ないのでしょうか。
しかし…大西つねきさんを追い出した張本人として、名指しをされてしまっており、ものすごい憎悪の対象になっているんですよね…これはまあ、舩後さんには、あんまり向けられていないというところから、やっぱり女が嫌いなんだろうな、というふうに受け取るしかない。
もちろんあれですよ、「可愛さ余って憎さ百倍」という、そういうタイプの女嫌いですよね。
一度でもいいから、彼女さえできれば、そして、しばしの幸せでも味わうことができれば、そういうことには、ならないんだけどね…。

どんな支持者でも票さえ入れてくれれば?

まあ、れいわというのは、基本的にはポピュリスト政党として広く票を集めるというのが、スタイルですから、党の理念を理解していない候補者や、または支持者が、集まってきているということは、やはり事実ですね。
太郎がどうするのかは、知らないけど。