こんにちは！
９月に入り、21卒の就活生から、こんな相談を立て続けに受けました。
＜情報＞
■２人とも、大手企業から内定を貰い、承諾した学生
■勤務地は、全国転勤OKと、選考中に申告していた
それでは、彼らから、どんな相談を受けたのか？
それは…
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選考中、全国転勤OK！だと申告はしたが、最初は自宅通勤だと思っていた。
自宅通勤が無理だとしても、すぐに実家に戻れるところに配属してもらえると思っていた。
しかし、先日の面談では、コロナウイルスの影響で、採用人数が減った。
だから、例年とは違い、近場への配属が難しい状況に陥っている。
よって、配属は実家とは離れる可能性が高いと思ってほしい。
先日、このような面談があり、配属が実家から遠いなら、辞退しようか悩んでいる。
どうしたら良いでしょうか？
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ザックリ、こんな内容でした。
結論は、すぐに辞退をしない方が良い。
これが答えです。
まずは、人事と面談を行い、正直に気持ちを話し、相談してみるのが良いでしょう。
きっと、何らかの進展があるはずです。
ただし、相談の結果、内定辞退や内定取り消しになる可能性もあるので、覚悟は必要です。
なぜなら、
選考中に、全国転勤OK！と申告したのに、自己都合で条件を変えている。
こ・こ・が・大きな問題点です。
もし、これが、家庭の事情により変更を申し出たのであれば、話は別です。
会社判断にはなりますが、一定期間、考慮してもらえる可能性は十分にあるでしょう。
しかし、今回は、家庭の事情ではなく、実家から離れるのが嫌というのが理由です。
よって、既述の通り、厳しい結果になる可能性は覚悟しなければいけません。
では、今回、このエピソードから、何を学んで貰いたいのか？
それは、選考中の嘘は禁物！ということ。
とくに勤務地は、自分勝手な解釈をしないようにしましょう！
全国転勤可能と申告したら、全国どこにでも行く！
という覚悟を決めることが大切です！
それでは、ここから先は、企業側の論理で書かせて頂きます。
まず、選考中に、学生が、全国転勤可能と申告した。
それにも関わらず、自宅通勤や近距離を希望するというのは、約束とは異なる。
よって、企業側の論理からいえば、内定取り消しは、十分に可能です。
一方で、学生の希望を叶えてくれる企業もあるでしょう。
しかし、その場合は、喜んでばかりもいられません。
なぜなら、あなたに対する評価は、入社前から下がっているからです。
■想定されるケース１
学生の希望を、全面的に受け入れる。
つまり、全国転勤可能なコースのまま、自宅通勤が可能なところに配属をする。
この場合、希望を通す代わりに、教育や評価でマイナスし、辻褄を合わせる。
例えば、
（１）全国転勤可能な社員と同じ教育を受けられない。
（２）定期昇給や賞与評価時に、一定のマイナス評価が下される。
という具合です。
■想定されるケース２
学生の希望を、全面的に受け入れる。
つまり、全国転勤可能なコースのまま、自宅通勤が可能なところに配属をする。
ここまでは、想定されるケース１と同じですが、違うのは、ここからです。
例えば、
（１）転勤不可や地域限定で転勤可のように、勤務範囲を変更させる
（２）変更に伴い、給与や教育、昇進のチャンスも、変更後に合わせて実施する
もう少し別な表現をすると、
給与は下がり、
教育の機会も減り、
昇進上限も制限される
ということです。
せっかくのファーストキャリアなのに…。
入社前からレッテルをはられ、マイナス評価からスタートするなんて…。
これでは、入社できたとしても、未来は暗いと思いませんか？
だから、私は、強く訴えたい！
毎年、「勤務地問題」を安易に考えている学生が多過ぎます！
もし、内定辞退や内定取り消しとなり、この時期から再就活となったら、どうしますか！？
最悪の事態に至らなくても、自ら将来の可能性を制限するなんて、モッタイナイと思いませんか！？
真剣に想像してみてください。
コロナウイルスの影響もあり、新卒採用市場は冷え込んでいます。
そう簡単には、大手を含む優良企業なんて見つかりませんよ。
だからこそ、「勤務地問題」を真剣に考えて欲しい。
そして、決して内定欲しさに、嘘の申告をしないで欲しい。
なぜなら、企業も、学生も、誰も得をしないのだから…。
以上、本日はここまで！
次回をお楽しみに♪
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皆さんと、お会いできるのを楽しみにしています♪
