老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

頭の痛み

2022-05-25 20:22:51 | 老いの光影 第9章 捨石拾遺残日録


1884 頭の中がうなる

「痛み」は目に見えないだけに 他者の痛みはわかりにくい。
「痛み」は数字で表すこともできない。

「痛み」は治療により痛みを消失することもある。
心の「傷み」は、傷が深く、治りにくい。
大切な人を亡くした「悼み」は悲哀、慟哭と同時に大きな喪失感をもたらす。

85才の婆さんは、軽い脳梗塞後遺症から右足の痛み、痺れがあり、常に悩みの種であった。
頭の中も痛みが走り、それを言葉で表すなら「頭がうなる」
頭がうなるってどういうことか、と尋ねた。
婆さんは「洗濯機が回っているような感じ」

偏頭痛であるwifeにも聞いてみた。
wifeは乾燥機が回っている感じ。

頭の痛みは引かず、常にうなっている
うなりの強弱は日によって違う。

「痛み」「傷み」「悼み」
どの「いたみ」も相手の気持ちにならないと「いたみ」が伝わらない。
「うなる」は「呻く(うめく)」を意味する。
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