今回のグランプリは29歳女性。
統合失調症の「爆発」の一種【自爆】の悩みを抱え1人目の旦那の爆発の「被爆者」だと言う。
竹刀で家電が壊される音。
プラスチックの破片になったFAXと炊飯器。
泣き叫ぶ旦那の妹、その両隣に姑と竹刀を持った旦那。
旦那は言った。「俺がこんなに意見を言っているのに、誰も俺を理解しようとしない」と。
受賞者は思った。「私が意見を言ったとしても、きっと誰も聞き入れてはくれないだろう」と。
旦那は感じていた。「嫁は自分の意見を言わないから、2人の関係を修正できない」と。
嫁は感じていた。「旦那は自分の意見を通そうとするし、通らないと暴れるから黙るしかない」
受賞者は言っていた。「今考えれば、旦那も2人の関係を壊したくてではなく、2人の関係を
修正したくて、何かを伝えたくて暴れていたんだと思うんです。繋がりたくて暴れてたんです。
でも暴れるっていう『自分を助ける方法』は【副作用】が強いから関係が壊れることもある。
たとえばこの場合、家族である姑をは人間関係は壊れなかったが、他人である嫁の私とは
壊れてしまった。」
そうして彼女は「爆発したりされたりで つながりに気付いた時には 結婚不発タイプ」賞で
爆発部門グランプリと、
「病気の収穫祭!苦労の感謝祭!弱さがなけりゃ、はんかく祭!」グランプリを受賞しました。
以下、詳細です。長いしうまくまとめることができませんでした。
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彼女の家系は代々継承される離婚による母子家庭。
つまり「20代や30代で結婚して70代や80代まで連れ添う昭和の夫婦」を見たことがない人。
彼女の家系はしかも離婚後、再婚や最再婚している。
そのため「離婚?親もしてるから親に責められない。再婚すればどうにかなる。」とでも
思っているらしい。
受賞者の女性の一人目の旦那との爆発の苦労は、食費をくれないことから始まった。
14歳上だったらしい社長さんだったらしいその1人目の旦那さんは「どうみてもお金が
あるようなのに食費をくれなくなった」という(後からわかったのだが、友達の飲食店の
連帯保証人になっていた)。
1月からくれなくなり、3月末に彼女が置手紙をして家出をしたと言う。
「次の食費が振り込まれるまで家に帰りません」と。
しかし彼女はそこであることに気が付く。
「ぁ、私、姑から解放された。」
事情の説明もなくお金もくれない旦那の世話をするのがイヤで、
彼女は3食のご飯は作っていたものの、洗濯をする時に旦那の洗濯物をピッキングして
自分の物だけ洗って干した。
それを帰宅した姑が溜息交じりに自分の物と一緒に洗濯していた。
旦那に言うと「おまえ(姑)が洗うからいけないんだろ。嫁のようにピッキングしろ」と言う。
しかし姑はそれをしない。しかし旦那に文句を言う。
そうすると「理由」のなすりつけあいが始まる。
「そもそも結婚してるのに、旦那の洗濯物をピッキングするっておかしくないの?」姑が言う。
嫁は黙る。心の中では「じゃあ食費いれないのは普通なのかよ。」って思っている。
そう、そこで彼女は気付く。
『私は人付き合いの中で、何か一番もっともらしい理由をつけて、その付き合いを中断する』
しかし中断する理由に使った以外にも、我慢していたことがたくさんあったと。
洗濯物の件のように姑は息子(旦那)に対してうまく意見が通らないことをすべて私のせいに
した。彼女はどこからどう見ても温厚に見えますが
「世界で唯一『こういうのをバカっていうんだ』『人のせいにするって愚かだ。』って思った」と
おっしゃっていました。
爆発の裏側には何があるのか。
もし彼女が姑のように何かの原因を人のせいにできる人ならば、爆発したでしょうか。
爆発は「物事を自分事として捉え、自分がその原因になっているのではないかと疑って
やまない人に起こるのかもしれない」と私は思いました。