踊り葉牡丹の寄せ植え〜正月から春まで楽しめる寄せ植え作り〜

12月になり、店頭にお正月に使えそうな草花の苗が並ぶと、自分好みの寄せ植えを作りたくなります。そこで、以前から気になっていた踊り葉牡丹の寄せ植えを作ってみました。

踊り葉牡丹の寄せ植えに使う材料

まずは寄せ植えに使った材料を紹介します。

<踊り葉牡丹の寄せ植えに使った4種類の植物>

  • 踊り葉牡丹
  • エルモフィラ ニベア
  • パンジー
  • シルバーレース

この4種類を組み合わせます。

踊り葉牡丹

春や夏に伸びる茎を枝分かれさせて、その先端に花が咲いたように葉をつけたボタン。伸びた茎のユニークな形が人が踊っているように見えることから、踊り葉牡丹と言われるようです。

購入した葉牡丹は、思ったほど茎が伸びていないので、ユニークとまでは言えませんが、先端部分に3つの葉をつけています。

  • 耐寒性が強い
  • 日当たりの良い場所を好む

エルモフィラ ニベア

初めて使う材料です。購入の決め手は、シルバーがかった葉色としなやかな枝ぶりです。

半耐寒性常緑低木オーストラリア原産です。

  • 乾燥には強いが過湿を嫌う
  • 日当たりの良い場所を好む
  • 耐寒性はやや弱い

パンジー

よく咲くスミレアップル ソーダ。色幅があるのが魅力の品種です。

7月に種まきした苗で、3株のうち1株は濃い赤系。残りの2株は黄色に赤系の縁取りが入った色合いの中輪咲き。冬から春にかけて花が咲き続けます。

  • 戸外の日当たりと風通しの良い場所を好む
  • 耐寒性が強い
  • やや乾燥気味を好む

シルバーレース

キク科の多年草でシルバーリーフとして寄せ植えによく使います。切れ込みが多い繊細な葉が魅力的です。

  • やや乾燥した場場所を好む
  • 日当たりの良い場所を好む
  • 耐寒性はやや弱い

エルモフィラ ニベアとシルバーレースは耐寒性がやや弱いようですが、南関東以西の暖地では屋外で冬越しが可能

4種類の植物の好む環境を考えると、寄せ植えの置き場所は日当たりが良く霜や雨が当たらない軒下で、やや乾燥気味に管理するのが良さそうです。

踊り葉牡丹の寄せ植えの作り方

寄せ植えで用意するもの

  • 上記の4種類の植物
  • 駄温鉢 8号
  • クレイポット10号(黒色)
  • クレイポットを上げ底にするための小さな鉢
  • 鉢底ネットと赤玉土中粒
  • 園芸用土にパーライトを混ぜたもの

踊り葉牡丹を中心にした寄せ植えの手順

植え替えを行ったのは12月初めでしたが、気温は2〜3℃と低め。植物を植え替えるには寒い日だったので、なるべく根鉢は崩さないように植えます。

①  キレイに洗った駄温鉢に鉢底ネットを置き、赤玉土中粒を入れる

鉢底石
春まで寄せ植えを楽しむ予定です。寄せ植えの期間が短いので、終わった後の解体が簡単なように鉢底石は使いませんでした。

② 水はけを良くするためにパーライトを少量混ぜた園芸用土を入れる

③ 苗を仮置きして、土の高さを確認する

④ 鉢の後方にエルモフィラ ニベア(樹高40cm)を置く

④ その前に踊り葉牡丹(草丈20cm)を置き、正面を決める

<正面を決めた踊り葉牡丹>

⑤ パンジー3株を前側のスペースに入れる

スペースが狭く入れにくい時は、根鉢を少し押しつぶすと入れやすい。

⑥ シルバーレースをパンジーの間に入れる

⑦ 配置が決まったら、隙間に土を入れ、棒でついて馴染ませる

⑧ 駄温鉢を上げ底にしたクレイポット10号の中に入れる

<鉢カバーのように使うクレイポット10号鉢>

10号鉢に直接植え付けることも出来ますが土の量が多くなってしまうので、10号鉢(高さ約30cm)を鉢カバーのように使いました。花がはっきりと目立つように鉢の色は黒色です。出来上がりサイズは地面からの高さ75cm

<踊り葉牡丹の寄せ植えを庭に置いて撮影>

寄せ植えの置き場所は日当たりの良い軒下。水やりは、乾いたらタップリ行う予定です。

今回は踊り葉踊りを中心に、少し高さのある植物を入れて大きめの寄せ植えにしました。葉牡丹のピンクがかった色にパンジーの赤と黄色系、シルバーリーフの銀白色の組み合わせです。

<ピンクと赤と黄色系、銀白色の組み合わせ>

寄せ植えは、なるべく好む環境が同じ植物を組み合わせると良いのですが、どんな植物を組み合わせどんな色合いにするのか考える時間も楽しくて、ワクワクしました。これで、踊り葉牡丹の寄せ植えは完成です。11月から咲き始めたパンジーも春まで花が咲いてくれそうなので、葉牡丹の花が咲く春までは、タップリと寄せ植えを鑑賞できそうです。

お気に入りの葉牡丹で、植物の組み合わせや配色を考えて、寄せ植えを作るのも良いですよ。