気圧だけでなく天気にも注意! | しちふくのひとやすみ

しちふくのひとやすみ

獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

台風14号が、週末にかけて
九州~西日本~東海~関東を横断するように
向かってきています。




大きな被害が出ないように
祈るばかりです。





台風は雨風による物理的被害だけでなく
気圧の変化が
体調に影響することもあります。

以前、低気圧や月の満ち欠けが
体調に影響するという
話をさせていただきました。
 







もう何年も診察を受けてくれている
わんこさんの飼い主さんわんわん

とても熱心な方で
わんこさんの健康で気になることがあると
細かくノートに記録し
診察のたびに丁寧に説明してくれます。

先日来院されたとき
8月にお腹の調子が悪かったと
報告してくれました。

いつもと同じごはんを食べていて
特に変わったことはなかったのに
粘膜便が続いたそうです。

飼い主さんが
「どうして粘膜便になったんでしょう?」
とおっしゃるので、

私が
「お腹の調子が悪い頃の
 天気はどうでしたか?」と訊いたら、
飼い主さんが慌てはじめました。

気圧で体調を崩すことがあると聞いたから
気圧はいつもチェックしているけど
天気は記録してなかったというのです。


お話を伺うと
お腹の調子が悪かった時期は
パラリンピックの後半と
同じ時期のようでした。

パラリンピックの後半は
雨が多かったように覚えています。

東洋医学では
雨や湿気、そして季節の変わり目は
消化器(脾)にとって大敵です。

今年は夏から秋への変わり目に
梅雨を思わせるような雨が続きました。

このわんこさんは
粘膜便以外にも脾の弱りを示す症状が
いくつかありました。

触ってみると
消化器の経穴が熱を持ち
邪気が溜まっていました。

鍼治療で整え、
漢方薬を処方しました。



あしあと



体調に変化があったときは
気圧だけでなく
天気や気温
食べたもの
お出かけ
トリミング
その他イベントなどを
記録しておくと良いかもしれません。



湿の影響で消化器の調子が悪いときは
消化の良いものを少量食べさせるか
または絶食し、

温灸やこんにゃく温湿布、
またはお腹に手を当てて
身体に入り込んだ湿邪を飛ばし、

少し落ち着いてきたら
ハトムギやトウモロコシのヒゲなど
湿を取る食材を与えるなどして、

体調を整えてください。





皆様も、動物たちも
穏やかなほっこりした気持ちで
過ごせるよう
祈っていますハート