WIN_20210115_11_21_04_Proこんにちは、松岡昇です。ご機嫌いかがですか。今週(12日に)、ブラックホールの撮影に成功したニュースがありました。私たちの太陽系が属する天の川銀河の中心にあるブラックホールだということです。アインシュタインをはじめ多くの科学者の仮説が、科学技術の助けを借りて検証されてきたということですかね。とは言え、宇宙のことはその根本が私には全く分かりませんが。

言語学の世界では、ノーム・チョムスキー(Noam Chomsky:マサチューセッツ工科大学名誉教授;言語学、認知科学)の壮大な仮説「普遍文法」(Universal Grammar)というのがあります。自著のSytactic Structure(1957年)で提唱したもので、人間の脳は生まれながら普遍的な言語機能(文法)を備え持っているという説です。

大津由紀雄氏が、中学生でも読める言語学入門として書かれた『探検!ことばの世界』(ひつじ書房)を読むと、ふん、なるほどねえ、と頷けるかも知れません。大津先生は認知科学の研究者で、MITの大学院でチョムスキー氏に教えを受けています。

ブラックホールは私たちの生きる空間の根源(宇宙の誕生)のナゾ、一方、チョムスキーの方は私たち人間のことばの根源(習得のメカニズム)のナゾ ... いずれもロマン溢れる探検ですね。ちむどんどんします。(マッツ)