ダウンロード (32)Alternative Investmentsという言葉がようやく日本でも聞かれるようになってきました。このブログの5年遅れくらいでしょうか。

オルタナティブとは代替案という意味です。資本主義社会における投資の基本、つまりメイン投資となるものは株式と債券、あるいはマネーをおいて他にはありません。株式と債券、マネー以外のもの全てがオルタナティブという括りでまとめてもらっても間違いはありません。

余剰資金があるなら株式に投資して当たり前でしょ、という個人の資産構成をもっているアメリカにおいては、場合によっては、株式以外の全て、つまり債券も含めてオルタナティブとくくる場合もあるくらいです。 そして、マネーと呼ばれる預金?投資にすらあら該当せずという考え方もあります。

じゃあ、ゴールドや原油、小麦などのコモディティから不動産、デリバティブ、マネージドフューチャーズとかヘッジファンドなど、いろいろありすぎてオルタナティブと言われてもさっぱりわからんわ、という方にはオルタナティブ総なめファンドを使って勉強してみるのがよいでしょう。

オルタナティブ投資とはその他全てという意味でもありますから、そんな広すぎる範囲のオルタナティブの世界をまずは4つに分類してみたいと思います。

ていうか、その4分類の意味がわからん? はい、正直、私もわかりません。 そんなんでよく偉そうにブログが書けるな〜って、言われるかもしれませんが、そもそもこの分類は投資しているファンドマネージャーがそれぞれ勝手に決めるものなので、例えばReal Assetと簡単に書いてあってもそれが不動産なのかゴールドなのか目論見書などをみてしっかりチェックしておかないと誤解を生むことになります。

じゃあ、そのReal Assetに分類されるのはどれかというと、そんな時はトップ10組入れ銘柄リストを見ればいいのです。例えば、Deutsche Select Alternative Allocation Fundの場合、Deutsche Enhanced Commodity StrategyやDeutsche Real Estate Securitiesが該当すると書かれており、コモディティも不動産もここではリアルアセット、つまり現物資産に入るのね、とわかります。

逆に英語でかかれるとわけわかりませんが、中身が簡単なのはFI - real returnです。FIとはFixed Incomeつまり債券のことです。それに現実的な利回りがあるもの、ということは要するに普通の国債、社債のことなのです。

FI - nontraditional は古典的でない債券、つまりエマージング債などのことで、Opportunisticはまぁまぁ流行っているみたいだから便乗しとこか〜というテーマで選んだもの。ということです。

このように、投資の世界は、小難しい業界用語を説明なしに書けば専門的な文章に思えますが、ひとたび解説を入れてしまうと、なーんだその程度のことか、と誰でも納得できる内容になります。



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元来ロングオンリーを看板に掲げていたコモディティファンドの運用会社が、方針変更してショートも入れていくことにする例が相次いでます。人口増加→食料品の需要増→ソフトコモディ価格は下支え、というストラテジーは十年単位ではもちろん正論ですが、年単位では多少他の影響もあり、さらに月単位となると正直機能しません。コモディティもロングオンリーでは収益機会が少なくなっているということでしょう。難しい世の中です。