僕の敬愛する、あの詩人のしおりを作ってみた。これは実に簡単、なおかつキラキラと綺麗に仕上がったのだ…

先月のことになるけれども、僕が出入りしている英検1級の勉強会グループのオフラインミーティングがあった。

実は、8月の下旬にも開催されていて(何故か、このブログには書き忘れたようだ)、そのときにはオランダから我らが「ドクター」とお呼びする人が帰国して参加して下さった。
そのドクターは、米国の大学で博士号取得後、国連職員として長く勤めたのち、現在は国連の顧問となる一方で、オランダの大学で研究職に就いておられる。そんな凄い経歴のかたが、この勉強会グループの先生なのである。

そして、今回のオフラインミーティングでは、そのドクターの補佐のような立場にあるMさんが帰国して参加して下さったのだ。Mさんは、日本国内の大学を卒業後にヨーロッパやオーストラリアへ居を移し、現在はニュージーランドに在住している。
謂わば、海外居住歴30年にも渡る「英語の達人」である。聞くところによると、以前日本に帰国していた際にTOEICを受けてみたところ、初受験で何と990点満点を取ったのだという。しかも、試験会場の階下で工事が行われていて煩かったにも関わらず、である。

僕は、Mさんとはリアルでは初対面であった。グループのZOOMミーティングでは何回かお話をしたことがあったけれども、実際のところ「どんなかたなのだろう?」と未知数であった。しかし、それは単なる杞憂であることがすぐに分かったのである。
実に気さくで面白い人だった。Mさんは、ご自身も認めるお喋り好きで、誰とでもすぐに打ち解ける。これは、ドクターも同じだった。おふたりとも話題が豊富で、次から次へと興味深い話題を提供してくれる。基本的なコミュニケーション能力が高いのだろうと思った。

畢竟、外国語たる英語力が高いということは、元来、母語を操るスペックが高いが故に実現できることなのではないか、とも思う。第2言語(外国語)が第1言語(母語)を上回ることは普通であれば起こりえないからだ。加えて、言葉そのものに対する姿勢もモノをいう。
つまり、英語などの外国語を習得するには、まず母語である日本語のスキルやポテンシャルを十分に伸長させておく必要があろう。そして、その伸びたベクトルの上に外国語を載せるイメージである。そんな習得のコツがあるような気がしたのであった。

今回のオフラインミーティングで、僕はMさんのみならず、何人ものメンバーたちから、「教養があるね」とか「博学、博識だね」とお褒めの言葉を頂いた。別に僕は衒学的になって会話に参加していたわけではなく、ごく普通に皆んなと接していただけなのである。
賛辞を貰えることは素直に嬉しかった。でも、これで天狗になってはいけないな、とも。メンバーの中には既に英検1級に合格している人たちもいる。かたや僕はまだ勉強中の身である。これからも謙虚な身になって精進せねば、そう思うに至ったのである…。

さて、トップの写真は、Mさんから頂いたニュージーランドのお菓子。ミルクチョコレートだ。合計で3個も頂戴してしまった。大変に有難うございます。家族で美味しく頂きましたよ…。


さてさて、前回のちょっと続きのようなことになるけれども、僕の長年好きな英詩人、ハリール・ジブラーンについてである。前回はジブラーン の言葉をいくつか載せた。その際、細長くトリミングした画像も併せて載せたのであった。
これは、後で栞を作ってみようと考えたからである。そのまま厚手の紙にプリントアウトしてみても良いけれども、ラミネートパウチ加工にするともっと良いかなあ、と思ったのであった。後日、ラミネートフィルムを買ってきて、早速実行してみた。

用意したのは、上の3種。まず、ジブラーン の画像。これは普通紙を使って両面にプリントアウトした。入念に(?)表裏の位置合わせを行なったのである。あとは、100円ショップで買ったラミネートフィルム(A5サイズ)とサテン風の紐。材料はこれだけだ。
ちなみに、ラミネートフィルムは、幾つか種類がある中で、表側の面にラメが施されているものを選んだ。せっかく作るのならば少々派手な方が楽しいかな、と思ったからであるw ちなみに、予備の分も含め、2枚買っておいた。

作り方は割と簡単。袋に示されている通り、切り抜いた栞の原稿をフィルムの間に挟んで、あとは圧着するだけだ。剥離紙を剥がしながら、定規か物差しで一面均等に抑え込んでいくと綺麗に仕上がる、というわけだ。
僕は最初、原稿を切り抜くのを忘れてフィルムに挟み、圧着していってしまったために、一枚無駄にしてしまったw 決して良い子はマネしないようにw 下の写真のように、原稿の余白を切って外してからフィルムに挟むのが正しいやり方である(…当たり前w)。

ご覧の通り、表側のラメがキラキラと眩しいw ジブラーンのご尊顔が輝いているのだ。これは栞に相応しい出来栄えとなりそうだな。あとは、5mm程の余白を残して、綺麗に切り抜けば良いのである。下が、その写真だ。

このまま完成でも良いけれども、あともうひと工夫。栞の角をハサミで丸っこく切って、面取りを行うのである。3枚あるので、合計で12箇所だ。細かくパチパチと切って、角を取っていく。下は、面取り後の拡大写真。

これで、ほぼ完成。あとは一箇所穴を開けて紐を通すだけである。ところが、うちにある筈の穴あけパンチが何処にも見当たらない。仕方がないので、この日は穴あけ前の状態で写真を撮った。それから翌日、会社のパンチで穴を開けて紐を通したのである。

上は、それぞれの表側と裏側(その下の本は、どちらもジブラーンの作品集)。栞の表は肖像写真つき、裏はジブラーン の言葉のみ、という具合に一応のコントラストをつけてみたのである。ちなみに、裏にはラメがないので、小さな文字も読みやすいw

そして下は、きょう撮影した、紐を通した後の写真である。
こんな風にして、敬愛するハリール・ジブラーン の栞が完成したのであった。案外と簡単で且つ楽しく作ることが出来たので、誰か他に僕の好きな人たちの栞も作ってみようかな、と考えている。例えば、坂本キョージュとか、森センセイとか…。

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先日、上述の英検1級勉強会グループのおひとりから、下のリンクのような映画を教えて貰いました。新約聖書の福音書に材を取った、イエス・キリストの伝記作品ですが、そのかた曰く「映画史上、最もイケメンなジーザス」とのこと。僕は寡聞にも、この作品は未見でした。早速、YouTubeで予告編を見ると、確かに超二枚目なんですなw 加えて、映画の内容も極めて真っ当で、僕のような基督教信徒が鑑賞しても、全く不満のない作品だと感じられます。しかも、音楽はあのハンス・ジマー。映画音楽界の巨匠のひとりです。これはやっぱり観るしかないなあ、Blu-rayを買ってしまおうかなあ、と今は考えあぐねているところです。

『サン・オブ・ゴッド [Blu-ray]』
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