黒柴スポーツ新聞

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リチャードが放った初満塁弾&手洗いうがいリチャードの名文句

ここで打ったらすごいなと思ったらホントに打った。リチャードが待望の初ホームランかつ満塁弾。手応えが十分だったようで打球の行方も追わずに吠えた。ファームもしっかりチェックするコアなソフトバンクファンからしたら当然なのだろうが、まさに覚醒。満塁弾に加えて2本目のホームランも飛び出した。2本とも内角寄りで好きなコースなのかもしれない。直球をとらえたらスタンドインするわけで、他球団へのインパクト十分の2発だった。ただし内角を警戒して外角でとられた三振も。中継で池田親興が言っていたが活躍するほどマークはきつくなる。リチャードはこれからが勝負だ。

リチャードはお立ち台でも炸裂。次の西武戦には師匠の山川穂高がいますがと振られても「関係ない。ぶっ潰しに」(このあと小声でちょっとまずいなとも(笑))。そこはキャラで乗り切ってもらおう。締めには「手洗いうがいリチャード」の名文句も飛び出した。まさに「舌好調」で今後がとても楽しみだ。

リチャードが点火した打線は12得点。打つ方の印象が強いが試合を引き締めたのはスチュワートJr。6者連続三振。終盤崩れたのは課題だが中継ぎとして面白い存在になってきた。甲斐に代わってスタメンマスクを務めた高谷もナイスリード。追加点のきっかけとなるヒットも出た。やはり高谷は頼りになる。牧原大成にも一発が飛び出し、上林は三塁打をマーク。和田には5勝目が付いた。最終回を投げた左腕古谷は速球が持ち味で嘉弥真とは違う魅力を感じた。リチャードだけでなくそれぞれが活躍できた印象だ。初戦は手痛い負けを喫したが首位オリックス相手に勝ち越し。ソフトバンクは上昇気流に乗りつつある。


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