いつもと違う夏の天気に
最近の早朝の空が
おかしな事になっているのを
みなさんはお気づきでしょうか
朝日が出る少し前の時刻
奇妙な赤に空が染まったり
見たことない雲が一面にでたり
極めつけは
今週月曜日
空が2色に割れていました
写真では薄いですが
くっきりと朝と夜の境界線のような
境目が空に見えました
ボクがこの現象を見たのは
人生で2度目です
最初に目撃したのは
富士山頂の山小屋で暮らしていたときのこと
あまりに不可思議でしたので
山頂特有の現象かと思ったくらいでした。
その頃の写真👇
自販機が設置されているので8月頃ですね
今も地上から富士を見上げて
あの頃を思い出していますよ。
今日は朝日に照らされて
紅富士になっていました。
夏は赤富士でなく紅富士と言うんですよ。
それでは
本題
本日の制作日誌です。
レザー硬度の誤算
宝石にはモース硬度といって
10段階の硬さを表す数値が
あります。
ダイヤモンドは10
サファイアやルビーは9
というように
数値が高いほど
石留めの難易度は低いです
（ダイヤの劈開性は除く）
反対に
オパールの5
ともなると
爪を畳むとき
傷や割れることもあります。
割れを防ぐため
特別なアゴカキという作業をします
ボクはオパールや
エメラルドのオーダーは
リスクが大きいので
お断りしているんです。
新作に使ったタンザナイトは6〜7
もちろんタンザナイトは
問題なく留められる硬度です
誤算だったのは
透かし裏にセットする
レザーパーツです。
今作はレザー作家さんとの
コラボレーション作品なんです
もちろん革のモース硬度は
数値化されていませんが
人の爪が約2.5らしいので
爪で傷がつく革は
それより下ということです。
おそらく1以下
ということは
レザーが擦れる裏面のフレーム部に
角が立っている箇所があると
そこがレザーを傷付けてしまう
ことが判明しました
ということで
レザー作家さんへ
送っていた全ての品を
送り返してもらい
レザーが触れるところを徹底して丸め
鏡面仕上げしました
顕微鏡を覗きながら
根気のいる作業を
数日かけていくつも繰り返す
荒行
それでも購入された方が
後悔するような品は
ひとつ足りとも
作るわけには行きません。
人の笑顔が見られる作品
そのために顕微鏡を使って
細部まで
作り込んでいるのですから
そして
改めまして
レザーパーツをはめた新作
完成です
透かし彫りから覗く
革の色がかわいいです
制作過程は前回ブログで👇
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富士山の頂上で暮らし
自転車で6000キロを旅した作家がつくる自然モチーフのアイテムたちには
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