こんにちは
ハンドメイドジュエリー作家
たかはしひろです。
前回、宝石の買い付けに
横浜へ行ってきましたと記事にしました。
宝飾界国内最大級の展示会
秋と冬の年２回のうちの
通称、秋のijtです。
10年以上通い慣れていたijtも
ここ数年で
来場者も
変化が起きている
というお話をしました👇
本日は買い付けした石の
お披露目をいたします。
工具類を脇に寄せて
机にズラ！品質の点検中
前回冬の会場でお見かけした
新しい業社さんから
今回は多く仕入れてみました
あまり耳にしなかった
会社だったので
前回はお試し程度でしたが
ルースを持ち帰り顕微鏡で見てみると
品質が価格以上に良かったため
今回は必要数仕入れた次第です。
でも困ったことに
ここの会社はサイズ表記がなかったので
ケース越しに自分で測って買い付けました。
どの品も
ct(カラット)表記
昔はよく目にした売り方です
左上に自分でサイズを書き加えました
ですがこれでは
まとめ買いは難しいんです。
ジュエリーに使う宝石は
直径何ミリとサイズを揃えて買わないと
量産が難しいからです。
例えば
こちらは同じ会場で仕入れた
シミズ貴石さんのルース
3mmと書いてありますね
正確にはRD3.0mm
ジュエリー素材ならばコンマ何ミリ
3.1や3.5というように
細かなサイズを記載して売ります
それが業界では当たり前となっています。
シミズ貴石さんはジャスト3mm
宝石カットで精度の高い会社ですので
あえて3mmと記載してあるのでしょう。
サイズ表記が無く
カラットで売るということは
まとめ買いしづらく
問屋さんとしては致命的なはず
にもかかわらず
こちらの会社は
ラウンド以外にも
オーバルもクッションカットも
サイズなしでした
仕入れたルースを
自宅で測ってみたら
その訳が何となくわかりましたよ
ラウンド4.0mm目当てで購入した品は
4.1がいちばん近くて
4.2〜4.3が多く
4.52mmなども
同じタンザナイトを20個近く購入しましたが
ジャスト4mmがひとつもなかったのです。
サイズ表記しないのは
大きさがバラバラだと
買い手にバレたくない？
ここで面白い推測をしてみます
主婦の方はスーパーの野菜売り場より
直売所の方が野菜の
価格がお安いのを知っていますよね。
それは流通に乗らない
いわゆる
規格外野菜だからです。
安いとはいえ味が劣るわけでもなく
古いものでもない
ただサイズや形が
規格に合わない野菜たち🥦
もしかしたら
宝石の卸しの世界でも
同じことが起きているのかも？
だとすると
この品質でこの価格は
合点がいくのです。
お安いルースは
色が薄いです
色石は濃く深い色が
高値で取り引きされるので
薄い色をカバーするために
ガードル部が厚く
石全体を深くカットして
色を濃く見せることをします。
こちらで仕入れたルースは👇
発色も良くてガードルも薄い
品質良くプロポーションもグッド👍
それでいて価格が良心的なのは
サイズがバラバラの
規格外野菜と同じカラクリなのかも？
セッティングはかなり面倒ですが
ジュエリーとして製品化すれば
なんの問題もないのです。
品質が良いなら
あとは職人の腕の問題です
多少手間は掛かりますが
ボクのような個人なら
対応できる範疇です。
みなさんに質の良いジュエリーを
お届けできるように
北へ南へ足を運んで
新しい素材をGETしています。
おしまい
こちらからボクが制作した作品たちを観覧・購入もできます
気になったら是非マーサーマーセーをフォローしてね
富士山の頂上で暮らし
自転車で6000キロを旅した作家がつくる自然モチーフのアイテムたちには
街で暮らす人たちに少しばかりでも環境を意識して生活して欲しいとの願いが込められています。
たかはしひろが旅で感じた世界へ
お好きなマーケットのバナーよりお進みください
▼▲
ブログランキング参加中です
応援お願いします。クリックするだけでOKです↓
▼▲▼
インスタグラムもやっています
lacejewelyの名でMars&Marsayの新作や制作
カメラのことも勉強しながら、これから多くの方たちに見てもらえ