当たり前に

自分の足で立ち

縁ある者と

愉しく悦びに溢れる毎日を贈るために

 

今年は花が一編に咲いた観がありますね

 

桜はほぼ終わりましたが

菜の花に蜜蜂が飛び回り

ブルーベリーに丸花蜂もやってきています

 

筍もかなり生長していますし

茶葉の新芽も出ていますね

 

今年は少し忙しかったこともあり

多少出遅れましたが

やはり新茶と筍の香りは佳いですね

土筆などの山菜の苦みは

冬に溜まった毒出しに

いかにも効きそうですが

新茶や筍を爽やかに感じるのは

さらに奥底に残っている毒を掻き出してくれ

実際にからだが軽やかになるからなんでしょう

 

 

『千両みかん』という噺があります

 

夏にみかんを食べたいという落語ですが

旬を違えたものはからだに毒です

 

何故ならば野菜は全て薬だからで

薬と毒とは使い方ひとつで役目が変わるもの

 

量と時機を間違えれば薬は毒となります

 

今挙げた

春の毒出し

夏の水分補給と冷やし

秋の貯蓄

冬の温め

と全て理に適っています

 

これはもう需要と供給とかの次元では無く

動物と植物とが共にそうなるように創り上げた仕組みだと

一体となってそうあるのだとしか考えようがありません

 

そしてそれは

花の色花粉の色香り

など

全ての自然の営みに言えることですね

 

旬のものがおいしいのは

育つのに最も適している時期だからということもありますが

それを欲しているからおいしいと感じてしまうということでもあります

 

ここはもう不可分なんでしょうね

 

あらゆるものはそうなるべくしてなっているので

そこに抗うことは自然に歯向かうこととなり

こちらが敵視すれば

対手からも見放されるのが道理です

 

人間に与えられた脳は

その自然の営みだけでは少し足りない部分

例えば

かつては大気のほとんどを占めていたCO2が

今や0.4％しかなく

これがさらに半減したらもう植物は光合成を行えなくなるという話もあります

 

人間が産業革命を起こしたのは

化石燃料

つまり38億年かけてCO2を身の内に溜め込んだ動物や植物の死骸から作られる石油や石炭を燃焼することで

再び大気にCO2を取り戻す為だったのでは？

と考えることも出来ます

 

さらに言えば

今は間氷期でこれからまた氷河期が訪れるとする学者の方が多いくらいですから

そうなれば生き物の激減も免れなくなります

 

大量の燃料を使うことで

寒い季節を皆で乗り越えられるかもしれないワケです

 

それを

環境に優しいという嘘で

自然環境を破壊し

生き物の生存を脅かす

再生可能エネルギー（このネーミングも嘘ですけど）や

人間ではまだ制御できない原子力を推進することは

正に天に唾をするようなものではないでしょうか？

 

 

自然の営みを補い促すことと

それを押し止めようとすることとの違いを

どうも認識出来ないのか

逆張りをしては

しっぺ返しをくらい続けていますが

もういい加減自身の役割をしっかり熟さなければ

時間が押し迫っているように思えます

 

その為には

旬のいのちを薬となる分だけをいただき

身の内をキレイに保つことです

 

腸内の汚れが脳を全身を汚し

精神を汚すのですから

 

今は

筍と新茶を愉しみましょう

 

 

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皆様には呉々もご自愛くださいますよう

 

ご機嫌好う