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遂に打ちやすいフェアウェイウッドを発見!! それはなんとコブラ エアロジェット LS だった!

time 2024/05/20

遂に打ちやすいフェアウェイウッドを発見!! それはなんとコブラ エアロジェット LS だった!

とても打ちやすいフェアウェイウッドを遂に探しだすことができました。

そのクラブはなんと、一般的には難しいと思われていたコブラエアロジェット LSだったのです。

今回はその詳細を紹介します。

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打ちやすいフェアウェイウッドのスペックが分かりました!

結果を出せるクラブセッティング! その1 】と【 その2 】で紹介しているように、僕の奥さんのクラブセッティングのラインナップには、フェアウェイウッドが入っていませんでした。

その理由は簡単で、打ちやすいフェアウェイウッドが見つかっていなかったからです。

セカンドショットで打つことになるフェアウェイウッドは、シャフトが長い分だけ難しいので、ナイスショット率が低くくなり、わざわざ使うメリットを感じていませんでした。

それならばユーティリティの方がシャフトが短いので、はるかに打ちやすく、失敗が少ないのでスコアを確実に短縮できました。

しかしそのユーティリティも、ロフト角が20°を切り、19°や17°になるとシャフトも長くなり、失敗は少ないとはいえ難易度が上がり、パワーがないとキャリーで稼げる飛距離には限界を感じていました。

そこでついに方向転換し、昨年の秋から本格的にフェアウェイウッドを探していたところ、ようやく見つけ出したのがコブラ エアロジェット LSの5番ウッドなのです。

 

コブラ エアロジェット LS 5番ウッドの詳細

■ ヘッドデータ

ヘッド : コブラ エアロジェット LS 5番ウッド

ヘッド体積 : 149cc

ヘッド重量 : 222g

ロフト角 : 17.5° ( 16°~19°調整可能 )

 

■ シャフトデータ

シャフト : ツアーAD for COBRA

フレックス : S

シャフト長さ : 42.5インチ

シャフト重量 : 62g

トルク : 4.2

 

■ クラブデータ

クラブ重量 : 332g

ヘッドバランス : D2

 

クラブ選択の理由

このクラブにたどり着くまでに、かなりの時間と労力を費やしました。

そもそも僕の奥さんはフェアウェイウッドに苦手意識があり、これまでにも時々試打をしていましたが、打ちやすいクラブに巡り合うことはなかったのです。

そこでまずは打ちやすいシャフトの研究から始めました。

多くの市販フェアウェイウッドは、ドライバーシャフトと同じシャフトが装着されていますが、たとえドライバーで打ちやすかったシャフトだとしても、フェアウェイウッドとしてセカンドショットを打つ場合は、全くフィーリングが合わなかったのです。

そこで考え方を変えて、フェアウェイウッド専用シャフトを試すことにして、まずはロイヤルコレクションRC TRC 3番ウッドにツアーAD RC F-65 Sが装着されている古いモデルを購入してみると、さすが過去の名器だけあってとても打ちやすくて驚きました。

3番なのに薄い芝からでもボールは十分に上がり、19°のユーティリティよりもやさしさを感じるくらいでした。

次にディアマナサンプ FW 65 Sが装着されているロイヤルコレクション BBD V7 ツアーを購入し、練習を重ねると、やがてフェアウェイウッドに対する苦手意識は消え去って行きました。

そしてフェアウェイウッドの打ち方は、ドロー気味に打つよりも、フェード気味に打つ方が打ちやすいことも分かったのです。

ただしヘッドの選択はやはり重要で、その後も過去に評判の高かったモデルを中心に次々と試打を重ねてみると、現在やさしいとされている大型で重心距離が深い平べったいヘッドは、どんなシャフトでも、どんな打ち方でも、相変わらずうまくは打てずに、やはり小型ヘッドの方が打ちやすいことが判明。

そんな中で出会ったのが、今回のコブラ エアロジェット LS の5番ウッドです。

中古ショップで試打クラブを破格で販売されていたので、試打をしてみたところ、打ちやすさと飛距離性能に驚き、即購入を決めました。

エアロジェット LSと言えば、ドライバーは超ロースピンモデルなことが有名で、以前試打した時は全く打ちこなすことができずに、エアロジェットならLSよりもMAXのほうがかなり打ちやすいと感じていました。

ところがフェウェイウッドを打ち比べると、LSは驚きの打ちやすさなのに、MAXには打ちやすさは感じなかったのです。

そこで「 重心ハンドブック 」でスペックを調べると、打ちやすさの秘訣は重心深度の浅さにあることが判明。

これまでに試打して打ちやすいと感じたモデルを確認すると、どれも重心深度が浅く、数値的には30mm以下のモデルばかりでした。

その中でもエアロジェット LSは、27.3mmのとても浅い重心深度で、重心距離も27.9mmと短いので、操作性が高く、さらに重心高が16.7mmととても低いので、薄い芝からでもボールがよく上がるのだと思います。

ヘッド体積も149ccと小型なので、見た目の印象からもフェアウェイウッドが苦手だったという意識は払拭されました。

 

インプレッション

素晴らしい打ちやすさで、ミスをする気配がないほどの寛容性なのに、高い飛距離性能にも感動します。

重心深度、重心距離、重心高の3つの数値が揃って少ない点は、フェアウェイウッドだけでなく、ユーティリティと比較しても最も少ないレベルで、それなのにヘッドの大きさはユーティリティよりも大きいという絶妙な構成が、このような打ちやすさとボールの上がりやすさを作り出しているのでしょう。

たとえばレギュラーティ410ヤードのやや打ち下ろしのホールで、ドライバーのランが少なく220ヤードだったので残り190ヤードを、左下がりのライから十分な高さのキャリーボールで180ヤード飛び、転がって1ピンにつけて、見事バーディーを奪取することができました。

以前ならこのような攻め方は夢物語で、左下がりのライから19°のユーティリティではボールが浮かずに、キャリー160ヤードが精一杯なので、そのホールではグリーンエッジから転がって乗ってくれたらラッキーという状況でした。

そして驚きなのは、この純正シャフトがとても打ちやすいのですが、そのスペックはドライバー用と同じだったことです。

しかしこのシャフトをドライバーで試打したことがありますが、柔らかすぎて打ちやすさを感じることはなかったのに、フェアウェイウッド用になるとこんなに打ちやすくなることは、シャフトが短いことを考慮しても不思議に感じました。

そこで独自に研究した結果、このシャフトが絶妙に打ちやすく感じる秘訣は、重心深度が浅い影響だということが分かったのです。

例えば同じ大きさのヘッドであっても、重心深度が深い方がシャフトの余計な動きを作ってしまうので、その分だけ柔らかく感じるようになる。

つまり逆に重心深度が浅いほど、シャフトが硬く感じやすくなるので、エアロジェット LSは余計な動きがなく打ちやすいけれど、エアロジェット MAXは重心深度が深いので、シャフトが動きすぎて打ちづらかったという説明にもなります。

ちなみにLSとはロースピンということで、ドライバーでは45m/s以上のヘッドスピードがないと手強くなる要因ですが、ロフト角が大きいフェアウェイウッドで、特に5番では、ロースピンすぎるデメリットを感じることはありません。

 

今回のまとめ

今回紹介したコブラ エアロジェット LSの5番ウッド、あまりにも打ちやすいので、その後に全く同じものをもう1本破格で購入し、ロフト角を-1.5°と+1.5°にスリーブ調整して、まるで4番ウッドと6番ウッドのような2本仕様をテスト中です。

アマチュアゴルファーはフェアウェイウッドを苦手としている人がとても多いと思いますが、今回説明したように、実は苦手な原因、うまく打てない原因は、本来やさしさを狙ったはずの大きすぎるヘッド体積と、ボールの上がりやすさを狙った深すぎる重心深度なのかもしれませんよ。

他のモデルでも重心深度が違うLSタイプとMAXタイプが用意されているので、同じシャフトで打ち比べてみると、どちらが自分に合っているのか分かるはずです。

重心深度によってシャフトのフィーリングが変わることも考慮してもらえば、フェアウェイウッド選びの参考になると思います。

ただし、5番ウッドの飛距離性能があまりにも高いので、3番ウッドはティショット以外には出番はないと思いますよ。

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