「BUYMA」税関のミスに要注意!間違ってかかった関税15%を免税にした話

「あれ、こないだ仕入れた商品にけっこう関税がかかってる…こんなに高かったっけ?まぁいいや…」

なんて、届いた請求書を見てとりあえず支払いを済ませてしまっていませんか?

プロが計算してるんだから、請求書に間違いは無いはずとどこかで思ってしまいがちですが、実はあるんですよ、間違いが…。

実際私も、先日フェデックスから届いた請求書に間違いがあり、その間違いに気付いた為商品代金の15%かかった関税が0になりました。

もし請求書をきちんと確認していなかったら、そのまま支払いを済ませて払う必要のない関税を払っていたかもしれません。

関税の有無によって利益がごっそりもっていかれたりするので、請求書は流し読みするのではなくしっかり計算して確認することをおすすめします。

今回は、関税15%を免税にした経緯についてご紹介したいと思います。

プロでもミスはあるので、そのミスによって自分が被害を受けないようにしていきたいですね。

事の発端は突然届いた請求書

ある日のこと、突然フェデックスから請求書が届きました。

関税がかかる仕入れがあれば、大体どの商品にいくらくらいかかって…という予想関税額をメモしておいています。

そして仕入れた後数週間後くらいに請求書が届くので、届いた時に「あぁこないだの仕入れか」とわかるものですが今回は違っていました。

というのも、直近で関税が発生する仕入れがなかったからです。

何だろうと疑問に思い、若干警戒しながら封筒を開けてみてビックリしました。

直近で仕入れた商品に関税がかかり、商品代金の15%の請求金額がそこに記載されていたからです。

その商品は関税に関しては免税対象商品なはずなのに、なぜ…?

自分の計算や関税率の認識が間違っていたのか、はたまた税関のミスによるものなのか…混乱してしまいました。

思ったより関税が高かったら確認すべきポイント

思ったよりも関税が高かったなぁとか、そもそも関税が発生しないはずなのに何で発生したんだろう?

少しでも疑問に思ったら、まずは下記のポイントをチェックしてみてください。

・素材の割合が異なる商品ではないか?

・免税対象外の商品ではないか?

・産地によって免税対象外になってないか?

素材の割合が異なる商品ではないか?

全くレザーが使われていない商品なのにレザーとして関税がかかっていたのであればおかしな話ですが、素材の割合が異なる商品の場合は少し難しいです。

商品によって何種類かの素材が使われていることがありますよね。

例えば、全体の半分くらいコットンが使われていて、残りの半分が本物のレザーが使われている靴があったとしたら…

全部の素材がレザーというわけではないですが、全体の半分くらいの割合ならほとんど革靴と見なされて革靴の関税がかかることがあります。

靴だけに限らず、素材の割合によって関税率が変わってくることがあるので、その影響で思っていたよりも実際の関税額が高くなってしまうことがあります。

免税対象外の商品ではないか?

課税価格が1万円以下の商品に関しては、原則免税です。

でも、全ての商品が免税になるわけではなく一部例外に当たるものもあります。

例えば、

  • レザーバッグ
  • 手袋
  • ニット

などは、課税価格が1万円以下であっても関税がかかります。

1万円以下のトップスを仕入れたから関税はかからないと思っていたら、実はセーターだったために関税がかかってしまった…ということも少なくありません。

産地によって免税対象外になってないか?

日欧EPAの発令により、EU原産の衣類は原則関税撤廃となり関税に関しては無税です。

EU=ヨーロッパのイメージがありますが、同じヨーロッパでもEUに加盟していない国もいくつかあります。

最近離脱したイギリスもそうですよね。

ヨーロッパから仕入れたから関税はかからないと思いきや、原産地がEU非加盟国で関税がかかってしまうパターンがあるので気を付けたいところです。

どうしても請求金額がおかしい時は問い合わせてみる

私も今回、かからないはずの関税がかかったことでいろいろなパターンを想定してみました。

もしかしてこれが原因かも、あれが原因かも…だからこの金額が発生しているのかもといろいろ考えてみたのですが、やっぱりおかしいんですよ。

私が仕入れた商品は関税はかからないはずだから、絶対に請求書が間違ってる!

そう思ったので、フェデックスのカスタマーに問い合わせてみることにしました。

最近はコロナの影響で電話対応に時間がかかっているとのことだったので、メールで問い合わせをすることに。

問い合わせる際に、下記必要事項を入力して送信します。

  • 請求書番号
  • 航空貨物運送状番号
  • 異議申し立て金額
  • 申し立て理由

フェデックスの請求書に関する問い合わせ先はこちら:fscjp@fedex.com

請求書番号や航空貨物運送状番号、異議申し立て金額などは請求書に全部記載があるので、あとは申し立て理由を入力します。

私の場合、今回は関税がかからないはずなのにかかっていた為、請求書が誤っているのではないかの確認でご連絡しました的な内容を送りました。

そしたら、1週間後くらいに返信がありました。

通関士の方の間違いであったことが判明→関税が0に

コロナの影響で返答に時間がかかるとのことだったのですが、思っていたよりも時間がかかりなんだかんだで1週間後くらいに連絡が来ました。

ご連絡頂き、誠に有難うございます。

ご指摘の通り、関税に関して免税の適用が可能で御座いました。

通関士が免税の適用を失念しており、大変失礼いたしました。

お手元の請求書はそのまま破棄頂けますでしょうか。

よろしくお願い致します。

やっぱり…!

結果、通関士の方のミスであったことがわかり、関税は支払わずに済みました。

でも例えばですが、革製品じゃないのに誤って革製品の関税率で計算していたとかならまだわかるのですが、そもそも関税がかからない商品に対して15%の関税かけちゃうなんて。

そんな初歩的なミスあるの?と驚きました。

実際こういったミスはあるので、少しでも関税額がおかしいなと思ったら一度問い合わせて確認することをおすすめします。

それでもし今回の件のように、ミスがあったのであれば関税は支払わなくて良かったり、金額を修正して支払い額を少なくしたりすることができます。

自分の認識違いなどで、自分の計算が間違っていただけだったとしても、確認することで次からは間違わないようになりますし。

次につながるので、ぜひしっかり確認するようにしてくださいね。

その他fedex関連の記事はこちら▼

Fedexの委託配送会社を確認して早く届けてもらう方法
バイマの買い付け先でもよく利用されているFedex。 海外からの国際エクスプレス便となると、DHLかUPSかFedexの3択に...
fedexの関税や手数料をクレジットカードで支払う方法(画像あり)
DDUのショップで買い物すると、Fedexの場合後日請求書が送られ、記載の関税・手数料を支払うことになります。 封筒には請求書...

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする