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かぐや様は告らせたい266話感想 伊井野にはクライナーがよく似合う

今週のYJにはかぐや様載ってました。来週も休載じゃないみたいです。

 

でもなんか最近は2週載って1週休むってペースになってる感じだから、再来週は休載かもって気がします。

 

週刊ヤングジャンプ43号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい266話 「早坂愛の最終回」

 

私は前回の感想ブログで、もう今のかぐや様をいいと思ってないことを白状してしまい、それはそれでスッキリしたのですが、でもこんなテンションだと、何読んだって「つまんない、しらけた、ガッカリ」とか言おうと思えばいくらでも言えてしまいます。

 

こういうのはマジで健康に悪いです。下手したら自分がかぐや様をただ貶したくて「貶せるポイント」を粗探しするような「手段の目的化」に陥りかねません。貶すために読む人っていますけど、自分がああはなりたくない……。

 

批判やディスは私も普段からしますが、それはあくまで手段であって目的ではないです。緊褌の念を新たに、可能な限りはニュートラルな精神状態で読みたいものです。

 

 

で。そんな感じで今週号を読むとどうだったかというと、んー、まー、主旨はちゃんと理解できます。

 

早坂の最終回という枠の中で後日談を描くという。後日談は定番です。「彼らは数年後どうなったか」とかを描くのはまっとうな王道です。

 

ちなみに今回描かれた居酒屋のシーンは早坂の夢オチではないですね。

 

冒頭でナレーション(声:青山譲)が「それは 少し未来の話」と明言してますから。これは早坂が寝て見てる夢ではなく、未来の話なんです。近い未来この居酒屋の風景を見るときが、今の彼女が願ってる夢が叶う瞬間なんだよって意味だと思います。

 

 

レギュラーの6人が卒業して数年後どうしてるかが描かれました。

 

6人はみんなそれぞれそれなりに幸せに暮らしてます、という感じで、それ自体は非常にいいことです。

 

そりゃまー。今の各キャラの最終回シリーズには、見たかった物語、説明してほしかった不可解、それらをいろいろとすっ飛ばしてる不満があることはそうなんですけど、でもそこに拘ってばかりいてもやっぱり不健康です。

 

モヤモヤは間違いなくあります。でも、あるってことを認めた上で、それでもニュートラルでいたいってのが今の私の心からの本音です。

 

 

 

さて、この後日談の世界は、石上が大学卒業の瀬戸際だというから約5年後、22、23、24歳ってところ?

 

まず目を引いたのは街中のB小町の看板。【推しの子】との世界観リンクももう驚くことではありません。

 

 

そういやかぐや様の不知火ころもと【推しの子】の不知火フリルは姉妹だと聞いた覚えがありますが、彼女らは登場した意味が大して無いって共通点がありますね。いやそこはどうでもいいか。それにフリルはまだ役どころがあるのかも。

 

それより、今週号にはかつてYJ増刊に載ってた【推しの子】の短編に登場した大人かぐやの絵がありました。

 

 

ルビーが自分を撮影してくれた雑誌のカメラマンが良かったと語って、それがかぐやだったという話でしたっけ。

 

こういうのは両作品のファンにとっては嬉しい要素です。

 

んー、だったらいっそのこと、今の【推しの子】の本編のほうにも、かぐや様キャラもどんどん出しちゃえばいいんじゃないでしょうかね?

 

 

 

それはともかく、かぐやはカメラマンになる夢を叶えたと。良かったねえー。

 

他にもマキ田沼夫妻大仏の様子が少し語られたり、石上白銀の会社に入る予定だとか、白銀とかぐやが指輪してるとか、藤原は政局の世界に進むとか、早坂はバックパッカーやってるとか、石上と早坂が「あっちゃん」「石上っち」と呼び合ってるとか、いろいろな様子がさりげなく描かれます。「いしがみっち」って呼びにくそうです。「いしっち」のほうが良くない?

 

石上の左耳の2連ピアスがあったりなかったりしてるのは気にしないとして、それより髪切ってチャラ増した彼がなんか妙に爬虫類感があるのは私の気のせいでしょうか。

 

藤原は大人になってもデコリボンつけてるのは変だと思うけど、藤原だから別にいいですね。

 

そして藤原と早坂は妙に親密。私はレズかどうかにはあんまり興味無いけど、それっぽく受け取れなくも無い感じです。うーむ。

 

 

 

そして伊井野

 

彼女も楽しく暮らしてるようです。酒を中心にして。

 

 

彼女が大暴れしてる飲み会のイメージ図に、クライナーがあるのが面白かったです。

 

伊井野はクライナー似合うわー。確かに好きそうー。

 

でもクライナーってぴえん女というか地雷女というか、そういう系女の御用達アイテムってイメージです。

 

伊井野は一歩間違えれば、それこそ「九条の大罪」の雫花ぴえんのような転落人生を送ってもおかしくない危うさを持った少女です。でした。

 

しかし今週の彼女は幸いにもそうはならず、むしろ逆にクライナーを従えるような大学飲みサーの女帝になれてる様子が描かれて、何よりです。心から安堵しました。

 

そりゃここももちろん、伊井野がすぐナンパについて行くような精神的不安定さを、具体的にどうやって(石上とともに)乗り越えていったのかの物語をじっくりと読みたかったという不満は大いにあります。

 

でもそのへんに関しては私は前回の失望で底が抜けて吹っ切れた感じなので、もうあんまり気に病まないようになれました。今は伊井野が毎日楽しそうな結果だけを見て「良かったね」と素直に思えるようにもちょっとなっています。

 

 

 

そして。大人伊井野の私服は、オープンショルダー

 

そして萌え袖とミニショートパンツ!!!

 

 

季節は秋くらいで、生足かどうかは不明ですが、お前、なかなか大胆だな!おい!

 

こんな彼女も素敵です。

 

でも酔ってる間はその服装でも快適でも少しでも醒めたらすぐ冷えるからなんか上着があるほうがいいぞ。

 

石上上着貸してやれ。

 

 

で、この伊井野が石上とどれくらい親密なのかは不明。

 

泥酔した彼女の世話するのが慣れっこなくらいには、普段から付き合いがあるようですが。

 

あるいはもうくっついてて二人きりのときだけは名前で呼び合うようになってるかもしれませんが、いや、伊井野は泥酔してもそういう公私の切り替えが器用に保てるタイプじゃなそうですぐボロが出そうだから、結局呼び方は「伊井野」「石上」のままなのでしょう、きっと。

 

 

そんな伊井野は遅れてやってきて、すでに出来上がってて、石上を無視して白銀にベタベタ懐く始末。

 

 

その様子を見る石上は「いつものこと」っぽい感じで呆れ、かぐやは全く気にしてもいなくて、みんなに大人びた様子を感じます。

 

楽しそうな6人で、それが早坂の夢で、そうなれるのは今から少し未来の話で、それが早坂愛の最終回、って話でした。

 

そこは綺麗にまとまってると思います。

 

 

今週のかぐや様は私自身もニュートラルな気持ちで読めて、いいところはいいと素直に感じられるようになった気がします。私はそれが嬉しいです。

 

 

 

 

 

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