2年前に大分県佐伯市で始まったプロジェクト

 

「佐伯プレミアム匠から学びとる旅」

 

 本来は2日間ほど(元々は3日間)のプログラムなのだが、参加者が少ないというので、今年から新たにショートコースをラインナップした。今日はそのお披露目ということで、最初となるツアーの取材に行ってきた。(一応、クリエイティブディレクターなのである)

 

 大分市内の自宅から約1時間半。会場となるMISOBA(佐伯市直川)に来るのもほぼ1年ぶりで、美薗麹先生は相変わらずお元気な様子だが、会えると思っていたコッコ(鶏)の姿が見えないではないか。

 「アタシ、喰ってないから(笑)」

 そら分かっちょん。先生はお肉どころか乳製品すら口にしないベジタリアンなのだから。

 聞けば、少~し前に5匹揃って臼杵の農家に嫁いでしまったらしい・・・残念。

 MISOBAの隠れた逸品は、コッコが生む卵だった。先生と同様、完全な有機野菜しか食べないので黄身は実にきれいな薄黄色をしていて、たまごかけご飯にすると飛び上がるほど美味しいのだった。

 

 そうこうしているうちにスタートの時間がやってきた。

 

 本日の参加者は6名。主婦の皆さんである。

 JTBの旅割事務局に勤務する方の紹介で、定員6名に対して、募集開始後すぐに12名もの応募があり、2週に分けて催行することになったらしい。

 売れていないどころか、大人気ではないか。

 

基本となる座学はきっちり行う

 

お勉強がすんでランチを盛り付ける

 

今日のオーガニックプレートはこんな感じ

 

 MISOBAの食事はヴィーガンである。以前は卵料理も出ていたが、今やコッコ不在なのでベジタリアンから更に進化した。

 右端に鳥の唐揚げのようなモノが見えるが、大豆製品らしい。食べてみると、まんま鶏肉である。ビールの代わりにノンアルコールビールというのは分かるが、鶏肉が身体の害になる訳ではあるまいし、食べればいいのではないか。食べた気がして満足するというのは、やっぱり本音は鶏肉を食べたいんだろう。このような「偽りの食文化」って、いつ頃から?誰が始めたんだろう?そんなことを考えながら大豆唐揚げをほおばっていた。

 

 そして最後はいよいよ、麹づくりの時間である。

 

甘酒や味噌づくりのスターターとなる麹

 

45℃を超えないよう、2日間6時間おきに温度チェックが必要らしい

 

講師はみそソムリエの美薗麹薫先生

 

 出来上がった麹は、煮て潰した大豆と一緒に数か月以上寝かして味噌になるらしい。赤味噌は1年以上、10年味噌にチャレンジする人もいるとのこと・・・気が遠くなるなぁ。

 

お土産に母の故郷・上五島産の塩を購入した

 

 明後日、2月14日(火)は、第2弾 「豊後水道の最高の旬をにぎる」

 

 お楽しみに。

 

 

 

 でわ!