摂食障害と親子関係「ありのままの気持ちを言葉にできなかった」 | 摂食障害からの助かり〜苦しみの根を断ち切る〜

摂食障害からの助かり〜苦しみの根を断ち切る〜

★お悩み聴かせてください★
親のぬくもりを求め中学生の時に摂食障害を発症。
10箇所の精神科、入退院、医師に見放される。
取次師の先生に出会い、お取次を通して親のぬくもりを知り20年続いた過食嘔吐を克服。
現在は取次師となり、人助けの道を生きている。

こんにちは。佳世先生です(^^)

摂食障害の原因について、幼少期の親子関係が大きく影響しているということをよく耳にします。そしてそれは本当のことだと思います。

 

私が日ごろ、摂食障害を抱える方のお取次をさせていただく中で感じていることは、親子関係に問題があるといっても、親との仲が悪いというばかりではなく、むしろ親のことが好きで、愛されたくて、自分の気持ちを抑え込んできたという方が非常に多いということです。

 

例えば、家の中の緊張した空気を和らげようと親の前で必死に明るく振舞い続けたり、親に喜んでもらいたい一心で勉強や習い事を自分の力以上に頑張ったり、親を困らせてはいけないと思って聞き分け良く振る舞ったり、いわゆる「いい子」を親の前で演じざるをえなかったという背景が多く見受けられます。

 

しかしそうやって頑張り続けても、「いい子にしているから、受け入れてもらえる」という条件つきの愛情しか感じ取れないため、心が愛情で満たされることはないのです。

 

愛情で満たされなかった心はいずれ悲鳴をあげ、様々な心の病や、問題行動となって現れてきます。摂食障害もそのうちの一つであり、身体で訴える形で現れたものと言えます。つまり摂食障害の根底には、親子関係において「ありのままの気持ち」を言葉にできなかった家庭環境が存在しているのです。

  

   

私自身の幼少期を振り返ってみましても同じく、親に対して自分の本当の気持ちを言葉にすることができず、「いい子にしているから、受け入れてもらえる」という条件つきの愛情しか感じ取れず、その寂しさが後の摂食障害の苦しみへとつながっていきました。

 

しかし私は金光教のお取次をいただくようになり、ありのままの自分を受け入れてもらえる安心感の中で、二十年苦しんだ過食嘔吐を手放すことができ、摂食障害を克服できました。

 

つまり、幼少期に親に対して言葉にできなかった気持ちを吐き出し、それを命の恩人である信心の師匠に受けとめてもらうことで、無条件の愛情を感じ取ることができ、寂しさが癒されていったのです。

   

   

こうして自分が一人の難儀な氏子として取り次ぎ助けられた経験は、私がお道の教師にならせていただき、難儀な氏子を取り次ぎ助ける立場にならせていただいた今、非常に大きな財産となっていることを日々感じております。

私がお取次をさせていただく中で何よりも大切にしていることは「ありのままの気持ち」に寄り添わせていただくことであります。そのためにも、気持ちを言葉にして伝えることと、それを受けとめてもらえることで得られる安心を大切に、どこまでも聴かせていただきたいと切に願っております。

 

「どうか、この氏子のたましいの親にならせていただけますように」と祈りながら。

 

金光教平戸教会 取次師 細川佳世

 

 

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