あおいとり

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男尊女卑について考えてみたけど壁は高そう

こんにちは、いくらです。

 

こちらの記事は様々なコメントが付いていて興味深かったです。

大したことじゃないんだが、バリバリの男尊女卑だと思ってた祖父が実は女..

結婚してから男女のあり方、もっと言えば夫婦のあり方についてよく考えます。

現状我が家では仕事をして稼ぐのは夫の役割で家のことは妻の役割となっています。これには夫の仕事の都合で頻繁に転勤があることも関わっているので、今の時点でお互いに不満はありません。

女性も外で働くことが一般的になるにつれて、男尊女卑、女尊男卑と言う言葉を聞く機会に出会うことが増えました。

深まる男尊女卑議論

フェミニズムの第1期において、教育を受ける権利、参政権、労働の権利を女性にも与えることが求められました。

 

フェミニズム入門 (ちくま新書 (062))

フェミニズム入門 (ちくま新書 (062))

 

 

現在ぱっと見はどの権利も男性と変わりなく与えられています。

しかし問題を掘り下げていけば、ここでまだ達成できていない部分があるから未だフェミニズムや男尊女卑の議論が盛んに行われているといえます。

 

女性が理系の学問の学べば「リケジョ」と言われるし、政治の世界でも「女性初の○○」とか女性であるだけで特別な名前がついたり枕詞がつきます。

「女性が理系でもいいんだけど、普通じゃないよね」って言う暗黙の差別があるのは間違いないといえます。

これを取り払うため男尊女卑に関する議論は深まりを見せてきました。

 

フェミニズムに関して議論すれば、必ず男は損だとかジェンダーに関する議論もついてきます。

もう女性が女性の権利を主張するだけの時代ではなく、社会的、生物的な性、それぞれの立場からそれぞれの権利について主張し、折り合いをつけていく段階に至っているのかもしれません。

男女を対立するものと捉えていては、この問題は解決に向かないのだと思います。

生物としての性差によってお互いに及ぼす影響

女性は結婚すれば必ず子供が仕事が選択しなければならなくなります。

子供を持つと決めれば、女性には一瞬の途切れもなく仕事を継続することは不可能になります。

 

そしてこのことは、女性が妊娠、出産、育児で休職する間は、男性が稼いで来なければ家計が回らなくなることも意味しています。

保活やマタハラを嘆くのは女性ばかりです。

直接的には女性のキャリア形成を阻む要因だからと言えますが、共働き世帯が増えた今妻のキャリアアップが阻害されれば、家計にも反映され、夫も苦しくなりかねません。

女性が生きたいように生きられる環境を作ると言う事は男性にとってもメリットがある時代になってきたのかなという感じがします。

男性の権利との共存

ここまで書いてふと気付いたのですが、女性が産む性である以上、子供を持ちたいと考える夫婦の夫には、結婚後すぐに専業主婦になるという選択はできません。

仮に女性の産後の職場復帰が容易になったとしても、女性と男性の賃金だったり役職だったりで差別がなくなたとしても、妻が働けない間の家計は夫に頼らざるをえません。

今は専業主夫を希望する男性は少ないですが、もっとライフスタイルの多様性を認めていくとこういった問題にもぶつかる可能性はあります。

 

女性と労働の問題に関しては制度を整えていけば解決する問題が多いように感じます。

戦後、良妻賢母教育の象徴であった家庭科を男女共通科目にしてから、100年もたたないうちにそれが当たり前になりました。

このように、制度ができれば、それに伴ってゆっくり意識も変わっていくと思います。

 

このことを考えると、女性に与えた生き方を自由に選ぶ権利と同質のものを、男性にも平等に与えることが困難であることがわかります。

生物的な違いによってどうにもならない部分を含む問題について、社会がどう克服していくかが問われているからこの問題は難しいのかもしれません。

私自身もまだ、はっきりとした考えはありません。

これから少しずつ考えていきたいと思っています。