道路に出ていたNuck

2022-08-14 09:10:49 | エッセイ
  隣家の人に前に聞いたところでは、外に出ていた飼い猫を事故で亡くしたことがあったことから、もう外には出さない(今いる一匹は訳あってヌックと同じ母猫のシャムの子)ことにしているということだった。それを考えなくはないのだが、そうはできない形で来ているし、一番気になる車の通る道路にでることについては、そういうことはないだろうと希望的に見てきている。裏庭に来る野良猫が道路を横切っているところなど見てきているが、ナヌーやNuckはそんなところには行かないだろう、と。イメージできないのである。

Nuckが外にばかりいる子になって1か月半位になるけれども、裏庭から入ってくることもあるし、鳴き声に気づいて玄関から入れることもある。戸を開いても入らないこともあるので、抱いて入れることもあるが、入りたい時には裏庭からも来るのでそのままにして戸は閉めてしまったり。ともかく室内に入るのだけれども、食べたりなどした後じきに出てしまう。結局出たり入ったりで、一日のトータル30分も室内にいないのではないか。というような現状でこれは変わる気配がない。

もう一週間位前だろうか、夕方家に戻る時に、見ると前方の道路上、中央より少しこちら側に白っぽい毛色の猫がいる。近くの野良猫に見ない毛色に思えて、どういう猫? と思ってからもしやヌック? そう思ってもっと近づいて見たら、そうだったのだ。その時には車の通りはなかったが道路に出ているなどというのは、あるべきことではなかったのだ。ヌックは私の方に向かって歩いてきた。分かっていることに安心したが、そばに来たところで抱いて帰ろうとして腕を出すと、なぜか離れていく。道路わきの駐車スペースに入ってそこで抱き上げようとするのだが、また離れてそこにある柵の向こうに入った。それではどうしようもないので、自分で戻るのを待つしかないな、と放って歩き出したらヌックが柵からこちらに来て、そのまま私の後についてきた。車道沿いを歩き、階段を上がり、家の玄関の前に立ち、一緒にやってきたヌックを中に入れた。

その時が特別で、ヌックは夜の時間も道路に出て行ったりはしない、と私は思っている。考えられないのである。そういう行動。それはナヌーにしてもそう。


裏庭のヌック



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