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あなたは「今」に
存在するもの。
今ここには
何も問題は起きていない。
ということを
話しました。
こんなコメントがありました。
「病気で痛みがある時は
どう捉えたらいいですか？」
今ここにいると言っても
痛みがある時はありますよね。
あなたは、どう思いますか？
誤解がないように
先に言っておきたいのは
当人からしたら
大変な状況だから
「問題じゃない」とは
簡単に思えないと思うし
無理に思う必要もありません。
ただ、少しでも「今ここ」という
状態を理解するヒントに
なればいいなと思うので
私が思う、このような状態に
ついての捉え方を話します。
例えば、こんな状況を
考えてみてください。
誰かに木の棒で
叩かれたとします。
当然痛いです。
どれだけ意識を
今ここに集中しても
痛いものは痛い。
それは、変わりません。
「痛い…」
と感じてはいる。
でも、今ここに意識を
集中して自分に問いかけて
みてください…
「何か問題は起きて
いるのだろうか？」
痛いのは事実ですが
問題は起きていないのです。
でも、この質問に対して
「いやいや、
問題でしょ…
」
と感じた人もいるかと思います。
なぜか？
実は、自覚はないと思いますが
意識が今ここに
存在しきれていないのです。
未来の状態に意識が
向いてしまっている。
問題だと感じている人は
「この先」でその怪我が
自分になんらかの害を
与えると感じているのです。
「もっと、痛くなるかも」
「出血多量で倒れるかも」
「何か後遺症が残るかも」
そんな未来の心配が無意識に
存在しているから
「問題」に感じてしまう。
「違う！痛いことが
問題なんだ！」
と思う人もいると思います。
では、試しにこう仮定
してみてください。
魔法使いが現れてこう言ってます…
「私の魔法で３分後に
必ずその痛みが消える
ようにします。
何事もなかったかのように
傷も完璧に治します」
魔法での100%の回復が
補償されたらどう感じますか？
「痛いけど…
治るなら問題じゃないか…」
と殴られた痛みがあるとしても
問題ではないと感じるはずです。
病気の痛みもこれと似ています。
今ここに、意識をどれだけ
向けようと
痛いという事実は変わりません。
多少やわらぐかもしれませんが
痛いものは痛い。
でも、今ここに意識を向ければ
「問題」ではないのです。
「問題」に感じる理由は
「未来も痛みが続くかも」
「もっと悪化するかも」
「回復しないのかも」
と不安な未来に意識が
飛んでいるから。
「問題」と認識する時点で
意識が「今ここ」にない。
「３分後に100%
回復するよ！」
と補償されれば問題と
感じないはず。
問題に感じるのは、未来に
対する恐れと不安が
不快感を生じさせて
いるからなのです。
そして、忘れてほしくないのが
今ここの安心を
選択することこそ
より豊かな未来を
選択する物理的な
方法なのです。
焦らなくていい。
少しずつ、今ここの
安心を選択できるように
なればいいだけだから。
いまのり
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