銀河系イケメン最新作を祝し、過去の名言集を厳選!
いつみてもかっこいい、ダサくてもかっこいい、そんな代名詞をほしいままにしてきた男。かっこいいから名言になるのか、いいことを言うからかっこいいのか。卵が先か、鶏が先かみたいな話だが、とにかく画になる特別な男は劣えることを知らず、まだまだ進化中。最新作の日本公開まで時間があるので、どんな作品でどういった名言を放ってきたのか、今こそチェックすべし【永久保存版】。
目次
- 映画【ブレット・トレイン】について
- 映画【ブレット・トレイン】監督デヴィット・リーチについて
- 映画【ブレット・トレイン】ブラピ論
- 映画【ブレット・トレイン】鑑賞前にブラッド・ピット代表作のかっこいい名言・格言
- 映画【ブレット・トレイン】ブラピ代表作キャラクターマトリックス
- まとめ
映画【ブレット・トレイン】について
新作「ブレッド・トレイン」は、 2022 年 7 月 18 日にパリで初公開され、8 月 5 日に米国で公開、日本では9月1日に劇場公開予定。
ブラッド・ピット演じる不運なベテラン暗殺者は、東京発の超高速列車で終着点・京都へ向かって加速していくなかで、疾走する車内で次々に殺し屋たちに襲われる。
共演は、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アンドリュー・コージら。
本作は、伊坂光太郎の日本の小説「マリア・ビートル」(新幹線として英語で出版された)を翻案した、ザック・オルケウィッツの脚本に基づいて、デヴィッド・リーチが監督している。
「ブレット・トレイン」に関しては、「ジョン・ウィック」の87イレブンが製作に加わっているのとデヴィッド・リーチが監督している「アトミック・ブロンド」からの共通点として、本格的なバイオレンス(レイティング: R-15映画)とアートな画が期待できる。
映画【ブレット・トレイン】監督デヴィット・リーチについて
※画像の引用元:IMDb公式サイトより(以下同様)
デヴィット・リーチは、ブラッド・ピットのスタントダブルを5回(「ファイトクラブ」など)もこなしているし、デヴィット・リーチ 2 度目の監督作品である「デッドプール 2」にもカメオ出演した、ゆかりの深い仲だ。
監督としての手腕もすでに過去作で証明されていて、新作の期待値もあがってしまう。
ノンクレジットだが、「ジョン・ウィック」でチャド・スタヘルスキーと共に監督デビュー。
その後、シャーリーズ・セロン主演の「アトミック・ブロンド」、デッドプールの続編「デッドプール 2」、ワイルドスピードシリーズのスピンオフである「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」を監督している。
「ジョン・ウィック」
「ジョン・ウィック」の監督チャド・スタヘルスキーは、「クロウ/飛翔伝説」でブルースの息子ブランドン・リーのスタントダブルで名を馳せ、デヴィット・リーチとともにアクションデザインの会社、87イレブンを設立。
「マトリックス」などで、キアヌ・リーブスのスタントダブルを務め、その後も多くの作品でスタント・コーディネートを手掛ける。
87イレブンはその後、「ウルヴァリン:SAMURAI」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」など第一線の映画を手がける信頼できる会社となっている。
キアヌ・リーブスも、本作で87イレブンが開発した様々な格闘技と銃を組み合わせた新しいスタイルの接近戦を習得し、自身でのリアルアクションを90% を行った。
また、殺し屋業界の世界観の作り込みが加わっており、面白さがブーストされている。
シャーリーズ・サロンが着飾ると超絶美人になっていて、その超絶美人が屈強な男たちを男子以上のゴリゴリの肉弾戦をやってのける、ダメージ蓄積型のリアルアクション路線。
ハードボイルドさは泣く子も黙る鬼仕様。
それだけでなく、レズシーン、微妙な映り方だけどヌードまで晒している体を張った徹底振りは、MMFRとは違った意味での超ハマり役。
そして、「スカイフォール」、「ドライヴ」系譜のバイオレンスアート映画。
画面設計された色彩と、これ見よがしに繰り出されるカメラワークの数々で、時代設定合わせた音楽とともに、ベルリンで暴走するシャーリーズ・セロンが映えまくっている。
特に筆舌に尽くしがたいのは、もはや伝説として語り草ともなっている長回し(風?)のシーン。
ぜひシリーズ化して欲しいし、「ジョン・ウィック」とのクロスオーバーの可能性も示唆されている。
「デッドプール 2」はこちらをチェック↓
デヴィット・リーチの今後については、ライアン・ゴズリングが主演するスタントマンドラマ「ザ・フォール・ガイ」の監督が予定されている注目の映画作家だ。
映画【ブレット・トレイン】ブラピ論
ブラピ初期作品は、のちにロバート・レッドフォードの再来と呼ばれた、古き良きアメリカ映画の体現。
その後は、アイドル映画での興行成績と俳優スキルの向上に努めたチャレンジングな作品への出演により、俳優としてのステージを極め続け、常に第一線での優位なポディショニングを保ち続けている。
特徴的なのは、一見控え目な次男役だったり、綺麗キャラを脱却した汚れキャラだったりをかっこよくみせる手腕に長けていて、自然体・等身大でのアプローチが強みで、演じ分けるキャラが幅広い。
このことが戦略的にも戦術的にもうまく機能していて、非常に長期間に渡り、男心もオンナゴコロも掴むことに成功している。
こういう男になりたい・存在していて欲しいという欲求・時代に合わせた象徴について、スクリーンに刻印している様は絶対的。
出演だけではなく、ロバート・レッドフォードが監督業や映画祭で才能のある若手の発掘を手掛けたのに対して、製作側(プランBエンターテイメントを設立)から同様に展開する敏腕プロデューサーでもあるところに、共通点を見出せる。
総結としては、他のハリウッドスターと違い、何事にも固執しない達観力に長けていて、超越した俯瞰視点の持ち主ということに尽きるのかも知れない。
そんなブラピの名言集をまとめてみた。
映画【ブレット・トレイン】鑑賞前にブラッド・ピット代表作のかっこいい名言・格言
リバー・ランズ・スルー・イット(1993年)
「あと3年で魚の考えが読める」
状況解説:ブラピが演じるポール・マクレーンは実生活で破天荒な弟だが、フライ・フィッシングでは天才的な才能を発揮し、大物を釣り上げて完成された領域をみせつけた際の一言。
カリフォルニア(1993年)
「おめえ殺しは?殺しを見たことは?見たこともねえで、どうやって本を書く?」
状況解説:今では絶対にみることができないといっていいほど、初期作品だからこそ実現したチャレンジ精神溢れる狂気を秘めたアーリー・グレイス役を演じるブラピ。アデール・コーナーズとのホワイトトラッシュカップルが、連続殺人を研究した本を出版しようとしている作家カップルに同乗して、ともにカリフォルニアを目指していくロードムービーでの一言。発言やシーン自体は問題だが、的を射ているため反論できない。
セブン(1995年)
「あんたは問題は人々の無関心だという。おれは人など知ったことか、自分に(関心が)あればいい。
ともかくあんたは世の中をそう思うから辞めるわけじゃない。辞めるから、そう思いたいんだ。俺に同情を求めている。”ああ世の中最悪だ、こんな所をやめて山奥に住もう”ってね。だが俺はそうは言わない、同意はしない、できない」
状況解説:ブラピがデイヴィッド・ミルズ刑事を演じ、相棒のウィリアム・サマセットは引退秒読みの状況で難事件解決に挑んでいる最中のバーでの会話。無関心というこの映画での鍵のひとつとなるテーマについて語る重要なシーン。若手と初老の価値観の違いがよく表れている普遍的な内容でもある。
12モンキーズ(1995年)
「お前は本当にイカれているらしいが、我々が送られたのはそのせいではなく体制のせいだ。」
状況解説:施設で遭遇した妄想癖のあると思われていた囚人ジェームズ・コールに対して、本物のようにキマっているマジ基地の精神病患者ジェフリー・ゴインズを演じての一言。
セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997年)
「妻に伝言を。収容生活の2年は結婚生活の2年同じだった。自由は最高だ。」
状況解説:チベットの登山家であるハインリヒ・ハラーが家庭をかえりみない生活から脱却してからの一言。
ファイト・クラブ(1999年)
「我々は消費者だ。ライフスタイルに仕える奴隷。
殺人、犯罪、貧困も誰も気にしない。それよりアイドル雑誌に、マルチチャンネルTV、デザイナー下着、毛生え薬、インポ薬、ダイエット食品、ガーデニング。何がガーデニングだ!タイタニックと海に沈めばいいんだ!
パーフェクトを目指すことなんてない。頭を切り替えて、自然な生き方を。おれはそう思うがお前には悲劇か?
お前は物に支配されている。」
状況解説:映画界最強キャラ、タイラー・ダーデンの有名な名台詞。自宅が火災で爆破した僕(エドワード・ノートン)が、金をかけたインテリア、服などがパァになり、女々しく未練たらしくめそめそしているので、バーでビールを飲みながら僕を説教。ファイトクラブは、特に名言だらけで特集記事をあげたいくらい。
スナッチ(2000年)
「虐殺はたくさんだ。試合に出る」
状況解説:タトゥーだらけで、めちゃくちゃな発音で喋る放浪人ミッキー・オニール。ルールに縛られない地下ボクシングチャンピオンだが、賭け試合で自由にやりすぎたあとの一言。何を考えているかわからないキャラだが、腕も立つ切れ者。この名言は、決意表明であったことがのちに判明する名シーンを彩る。
悪の法則(2013年)
「おれはあんたを信じるが連中を説得できるか?これはただの偶然だと。連中は偶然を信じない、意味も知らない。」
状況解説:麻薬カルテルについて精通しているプロの仲買人ウェストリーを演じ、新規参入したばかりなのに、やらかしてしまった弁護士(マイケル・ファスベンダー)へ返す刀でねじ伏せて、その後に全てを投げ捨て颯爽と姿を消す前の一言。
悪の法則については、こちらもチェック↓
マリアンヌ(2016年)
「相棒とヤるとヘマをヤり敵にヤられる。ボタンをとめろ」
状況解説:スパイ同士である相棒マリアンヌから一方的な誘惑・挑発をさらりとスマートにかわす際の一言。ハニートラップを仕掛けられたら、ポーカーフェイスでマックス・ヴァタンのように返すべし。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年)
Hey! You're Rick fucking Dalton.
Don't you forget it.
(「おい、お前はリック・ダルトン様だ。忘れんな」)
状況解説:これまでの役よりさらに余計なものを削ぎ落としたスタントマン、クリフ・ブースを演じる、久しぶりにかっこいいブラピが戻ってきた。ハリウッド郊外で愛犬とトレーラー暮らしなどその脱力した無欲感は、生きているだけで儲けもんといったところで、ハリウッドを車で流しているだけでも様になる。そして、相棒が元気のない時にかける一言もシンプルそのものだ。普段でもこのまま引用できる。
映画【ブレット・トレイン】ブラピ代表作キャラクターマトリックス
上記で紹介したキャラクターの位置付けを一覧にまとめてみた。
マトリックス表の横軸にマインド(正気or狂気)、縦軸に能力(インテリ派orフィジカル派)を独自解釈により、それぞれ集計。
まとめた考察としては、同じ系譜でも能力の違いにより違う印象になったり、正気と狂気で対
になっていたりする。
例えば、狂気マックスのタイラー・ダーデン、ジェフリー・ゴインズ、アーリー・グレイス。狂気が同じくらいだがインテリとフィジカルが逆くらいの数値なのが、ウェストリー、ミッキー・オニール。また同様にポール・マクレーン、ハインリヒ・ハラー。
さいごに、「ブレット・トレイン」でブラピはどのようなキャラクターをみせてくれるのだろうか、予想してみる。
予告編をみる限り、殺し屋キャラとして、ジョン・ウィックやロレーン・ブロートンのようなシリアス路線というよりはややコミカル寄りな印象。
なんとなくの第一印象では、ウェストリーのようなチャラさがあって、クリフ・ブースのような硬派な強さを合わせ持った感じだと推定できる。
このふたりのキャラも対角線にいるので、狂気とフィジカル方向として、ミッキー・オニールに近い位置付けになるのではないだろうか。
「ブレッド・トレイン」公開が楽しみな新作だ。
まとめ
・映画【ブレット・トレイン】について
・映画【ブレット・トレイン】監督デヴィット・リーチについて
・映画【ブレット・トレイン】ブラピ論
・映画【ブレット・トレイン】鑑賞前にブラッド・ピット代表作のかっこいい名言・格言
・映画【ブレット・トレイン】ブラピ代表作キャラクターマトリックス
PS.映画【ブレット・トレイン】ブラピ映画で何が一番好き〜?という心地よい会話のアンサー
ハリウッドスター四皇(ブラピの他にトム・クルーズ、ジョニー・デップ、ディカプー)のひとりでみんなが大好きブラピ作品は、人によって好みは別れるけれども、映画好きならいつでも盛り上がる話題のひとつ。
この機会に、ブラピ映画、四皇映画について振り返りの参考になれば。
トム・クルーズ映画は、こちらをチェック↓
ジョニー・デップ映画は、こちらをチェック↓
レオナルド・ディカプリオ映画はこちらをチェック↓
1.ファイトクラブ
2.セブン
3.ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
4.リバー・ランズ・スルー・イット
5.悪の法則
6.スナッチ
7.12モンキーズ
8.カリフォルニア
10.マリアンヌ
最新情報はFilmarks(フィルマークス)で更新中↓