ニシキトベについて調べると「おな神の森」が出て来る。
熊野灘を望む海岸線の森で「お眺め」が「おな神」に変じたとも。
しかし、「おんな神」が「おな神」に変じたのかも。
とにかく行ってみることに。
案内板を見るとその森には金光稲荷社という鳥居のマーク。
とりあえずはそこを目指す。
この案内板を見つけるまでに近くの信号の辺りで散々迷ってウロウロ。
案内板を見ても何処に車を停めていいのか分からない。
最短の道の傍まで車で行ってもその先は細い道で進めない。
地元の方に教わって何とか出発。
しばらく進むと熊野古道の案内板が。
何かに阻まれるかのごとく、時間ばかりが過ぎていた。
もう午後をだいぶ回っている。
明るいうちに戻れるように先を急ぐ。
いざいざ。
熊野古道の修験の道は石畳。
途中は崩れていて道行く人もいない。
何処まで続くんだろう。
本当に神社でいいんだろうか。
人気も無い森の中を抜けて畑らしきものが見えだした。
人が住んでいるのか。
すると突如として赤い大きな鳥居が。
ここで正解なのか全くわからない。
先に進むとお稲荷様。
うっそうとした森。
こちらに残りの身体があるのか。
こちらで長先生が封印解き。
すると見つかったのは、胴体の上半分。
残りは手足だ。
全部見つけてあげたいけれど、もう日暮れに近い。
森の中なのに波の音がザァザァと響き渡る。
海を身近に感じる森。
ここから神武軍が上陸したのか。
海を眺めて残りは明日。
つづく