今回も、効能等追加情報です。
○オルミエント2mg、4mg
【追加情報】
既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎に対する効能追加
【効能・効果】
既存治療で効果不十分な下記疾患
〇既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)
〇アトピー性皮膚炎
※関節リウマチに適応のあるJAK阻害薬は、リンヴォック、ゼルヤンツ、オルミエント、ジセレカ、スマイラフの5種類です。このうち、関節リウマチ以外にも適応があるのは、ゼルヤンツ(潰瘍性大腸炎)のみでした。
【用法・用量】
変更なし
○ビムパット錠50mg、錠100mg、ドライシロップ10%
【追加情報】
他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法に対する効能追加
【効能・効果】
○てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)
○他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法
【用法・用量】
変更なし
○リムパーザ100mg、150mg
【追加情報】
・相同組換え修復欠損を有する卵巣癌におけるベバシズマブ(遺伝子組換え)を含む初回化学療法後の維持療法
・BRCA遺伝子変異陽性の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺癌
・BRCA遺伝子変異陽性の治癒切除不能な膵癌における白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法後の維持療法
に対する効能・用法等追加
※これまでは「卵巣がん」「乳がん」の2種に適応あり。今回新たに「前立腺がん」「膵がん」が追加。
【効能・効果】
〇白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣癌における維持療法
〇BRCA遺伝子変異陽性の卵巣癌における初回化学療法後の維持療法
〇相同組換え修復欠損を有する卵巣癌におけるベバシズマブ(遺伝子組換え)を含む初回化学療法後の維持療法
〇がん化学療法歴のあるBRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌
〇BRCA遺伝子変異陽性の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺癌
〇BRCA遺伝子変異陽性の治癒切除不能な膵癌における白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法後の維持療法
※これまでは女性への処方しかなかったですが、今後は男性にも処方されます。
【用法・用量】
通常、成人にはオラパリブとして1回300mgを1日2回、経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
相同組換え修復欠損を有する卵巣癌におけるベバシズマブ(遺伝子組換え)を含む初回化学療法後の維持療法の場合、ベバシズマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはオラパリブとして1回300mgを1日2回、経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
※ベバシズマブ=アバスチン(点滴静注)
※基本的には用法・用量の変更はありません。
以上です。
「服薬指導のエッセンス改訂第3版」は完売致しました。
本当に、本当にありがとうございます。
今後、第4版が発売できるかは未定です。ツイッター:https://twitter.com/nao_z_3
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