ボーナスを変換すれば 少与と出 

パソコン・作


ボーナスと言えるか これじゃ寸志だろ

パスだワン・作


ボーナスに はかせてみたい 厚底を       

案山子・作


ボーナス日 ウラをかえせば 返済日       

若手役員・作


賞与の日 廻らぬ すしを 食べてみる 

細身のマドンナ・作


陰口をたたく やつほど ゴマをすり     

世渡り上手・作


ボーナス日 出逢った頃の 妻に逢う       

美人妻の夫・作


ボーナス日 昔円満 今けんか

団塊夫婦・作


減っていく…ボーナス・年金 髪・愛情

ピュアレディ・作


ボーナスは 金額よりも 出る出ない

ハッスル 桃・作


ボーナスで 辞めるつもりが 出なかった

のりちゃん・作


無くなった 冬にボーナス 夏会社

ハローワーカー・作


ボーナス日 だけどかなしい 返済日

可児 助太郎・作


逆ざやだ 賞与の額を ローン超え

楽好・作



今日から師走。

気忙しい季節がやってきました。


ただ、忙しいだけ仕事があるうちが華かもしれないと思い始めたら、案外気が少し楽になりました。


師走の愉しみの一つといえば冬のボーナス。


今回のボーナスは軒並み上がるとの予測が出ていますが果たして。


そういえば、俳句の歳時記から「ボーナス」の項目が削除されるとの話がありました。


「ボーナス」は冬の季語ですが、夏にもボーナスはありますし、最近では違う時期に支給する会社もあるということで、冬の季語とは最早言えないというのが理由という事です。


それは時代の変化なのかも知れませんが、そもそもボーナスというお題は俳句というよりは、川柳の方が味があるような気がします。


そこで、冒頭に書き連ねたのが、有名なサラリーマン川柳の過去の作品群であります。


さすが選ばれる作品はどれも面白くて思わず笑いがこぼれてしまいますよね。


悲哀の中にも笑いがある。

それが川柳の素晴らしいところだと思いますし、それによってどれだけ心が救われるのかと考えたら馬鹿にはできません。


ボーナスの金額に一喜一憂せずに、知恵を出しながらこの世知辛い世の中を乗り越えていくしかありません。


どうせ乗り越えていくなら、顰め面よりも笑顔の方が断然良いに決まっています。


泣いても笑っても後ひと月で今年は終わる。


終わり良ければ全て良しとするためにも、笑顔を忘れずに日々を過ごしてまいりましょう♪