第110話

続く…
ボクの武勇伝        その3


唐草模様に千両小判ぶら下げた
首輪だけで

リードなしの黒豆柴のボクが、
嬉しそうに街を闊歩する様子は
なかなか素敵でしょ!!🐕


一方、
ボクが2回目の大脱走を果した現実に向き合ったママさんは
胸が潰れそうになりながら…

60年生きて来た処世術
様々に去来する不安と闘いながら

「もし、くうちゃんに今世会えなかったとしても、
きっと     いい飼い主さんに
飼われるはずだわ❣️

う〜ん
他に前向きな事はないかしら?
そう、そうよ
くぅちゃんがお爺さんになって
お別れする事は、ないわけよね❣️」

ママさんは、「良かった探し」
を無理やりしながら
お散歩バックに
お財布、スマホ📱、リードを入れて
玄関を出発しました!!


まずは、毎日2回行くお散歩コースを
歩いて、ボクを探す事に…


こんな時に限って
近所の3才の  みっ君が
「おばちゃん
     今日は
     猫🐈ちゃん一緒じゃないの!?」

と聞いてくる💦
ボクは良く猫に間違われるの


「みっ君    
    今日はおばちゃんだけなの」

と苦笑して
ママさんは任務に戻るのでありました

続く…





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