「食べることは生きること」「医食同源」と言われるように食べることは生きていく上で最も大切なことです。そしてただ食べればよいのではなく、その質が大事です。

 

食べ物にあふれかえっている現代の日本でその大切さを認識するのは結構大変です。

コンビニやスーパーでいつでもどこでも手軽に食品が手に入るし、忙しいなか考えながら選んでいる余裕もないのかもしれません。

 

でも食をおろそかにしてパニック障害をはじめ様々な体調不調になり、食を見直して改善してきた私の体験をもとに今回は食べることの大切さを声を大にしてお伝えしたい!!!

そんなブログ内容になっています。

 

まず、正しい知識を学ぶことが不調改善の第一歩なのでオススメの栄養療法の紹介、17年来のパニック障害の症状と改善の体験記などについてまとめています。

 

・メンタルが落ち込みやすい

・生理周期で不調になることがある

・妊娠・出産で体調不良になった

などの経験がある方はきっと参考になることでしょう。

 

【目次】

❶オススメの栄養療法

①分子栄養学

②藤川理論

 

❷体験記:17年来のパニック障害と改善方法

 

❸まとめ:正しい知識を学んで実践して健康を自分で管理する

 

 

❶オススメの栄養療法

①分子栄養学

最初から栄養療法とか分子とか栄養学とか難しそうな用語で挫折しそうな方、お気持ちわかりますが、できるだけわかりやすく説明していくので、ここは拒否反応を乗り越えて頑張ってください⭐︎

 

分子栄養学とは、物理学者の三石 巌(みついし いわお)先生[1901-1997]が考えた造語です。

三石先生は大学で50年 物理の先生をしていた方で、60歳で白内障を患ったことで栄養に興味を持ち研究を始めたそうです。

 

栄養物質を受け入れる私たちのからだを分子レベルで考える栄養学のことを分子栄養学と名づけました。

 

中学校の化学の復習がてら分子をわかりやすく説明すると・・・

ある物質を性質を変えずに これ以上 小さくできないというくらいの粒にしたものです。(この説明で合ってるかな?まぁだいたいのニュアンスが分かってもらえればOKです)

例えば水や二酸化炭素で言うと、H2OやCO2です。

 

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これをHやOやCにまで小さくしたものが「原子」です。

化学で「水兵リーベ僕の船。。。」と呪文を唱えて覚えた元素記号が懐かしいですね。

その原子がくっついてできた物質が「分子」です。

 

例えば卵を黄身と白身に分けて「黄身」「白身」というのが原子

黄身と白身を合わせて「卵」というのが分子

みたいな感じでしょうかね。

 

ここまで理解できれば、次の三石先生の言葉ももう怖くないと思います!

 

「私たちの体は遺伝子分子を抱えた分子の集合体で、遺伝子のもつ要求に答えることが食品の条件で、遺伝子をフルに活動させるのに必要な栄養物質は何と何か、めいめいにそれがどれだけいるか、の手がかりになるのが分子栄養学の理論なのです。」

 

まだちょっと分かりにくいと思うので簡単に説明すると・・・

遺伝子というのは、パーツの設計図のようなものです。

例えば車を作るには設計図が必要ですよね。

 

車を作るのに小さいネジまで数えると約3万個の部品からできているそうで全部を1つの会社で作るのではなくシートやタイヤ、ハンドル、ガラス、メーターなどそれぞれ専門の会社で作られているようです。

とてもたくさんの部位が組み合わさって複雑にできています。

なので設計図も1枚では足りません。

それぞれの部位ごとに部品があり、それを1つ1つ設計していきます。

 

このようなパーツ1つ1つの設計図が人間で言う遺伝子です。

 

 

人間の体も複雑で色んなパーツが集まってできています。60兆個の細胞でできてると言われてますね😳

 

よく人間の体の構成成分は60%が水、20%がタンパク質、15%が脂肪、5%が糖質やその他など、こういう図を見たことありますよね。

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タンパク質や脂質は炭素や水素、酸素などがいくつもつながり合ってできた「分子」です。

 

内臓や骨や筋肉や血管や皮膚や髪の毛など、それぞれの細胞、つまり分子が元気に働くためには、それぞれに必要な栄養を摂る必要があります。

 

その必要な栄養を知るための手がかりが、遺伝子レベルで生体を見ること、でこれが分子栄養学なんです。

 

この遺伝子レベルでからだを見ると、「バランスよく栄養を摂る」のではなく、遺伝子が必要としているたんぱく質やビタミン、ミネラルを、その人に必要な絶対量を摂ることが大事なんだそうです。

 

三石先生は、独自の栄養学のおかげで、糖尿病を患いながらも95歳で亡くなる2週間前までスキーを楽しむほど元気だったようです。

 

②藤川理論

またまた難しい話になりそうな雰囲気ですが、言葉の拒否反応を乗り越えてくださいね。

 

三石先生の分子栄養学に糖質制限を加えたのが精神科医の藤川徳美先生です。

あ、ちなみに男性です😃

 

私はこの藤川徳美先生の著書『うつ消しごはん』を読んで、藤川理論の栄養療法に取り組みパニック障害を改善しています。

 

❷体験記:17年来のパニック障害と改善方法

私がパニック障害を発症したのは大学3年の21歳の頃だったと記憶しています。

エレベーターの密閉空間や車や飛行機などの乗り物が急に怖くなりました。

 

集団行動はもともと苦手でしたが一人旅行が好きで飛行機にはよく乗っていたのに、動悸がしたり「降りられない状況が怖い」と思うようになったり、息が苦しく感じたりと、自分の気持ちがコントロールできない感覚でした。

 

大学時代や病院勤務時代に精神科クリニックで治療をしていましたが、よくなったようななってないような状態で10数年経ち、結婚や出産もして生活が落ち着いていたので通院もすっかり行かなくなっていた頃、メンタルの不調で悩み藤川先生の本にたどりつきました。

 

それまで15年間、病院やクリニックを何ヵ所も変えたりカウンセリングを受けたり心理学を学んだりスピリチュアルを試したり色々な方法でメンタルの不調を改善しようとしました。

ストレスへの対処や自分の価値観や感覚を見直すことで だいぶ生き方が楽になったなとは思いますが、パニック発作や予期不安に直接効く方法ではありませんでした。

 

それが、藤川先生の本で

・心を安定させるセロトニンや やる気を作るノルアドレナリン、快楽を作るドーパミンなどの神経伝達物質はタンパク質でできていること

・体のエネルギーが不足することで体も心も不調になること

・タンパク質と脂質とビタミン&ミネラルを摂り糖質は控えること

 

などが大事だと知ることができました。

 

最近は糖質制限やタンパク質の大切さを訴える情報を目にするようになりましたが、それまでの私は30数年全く逆の食生活をしていたので不調になっていたのは当然のことだと自覚しています。

 

私はパンや甘いものが大好きで食べ過ぎていたのですが、そうではない、厚労省が推奨する「バランスの良い食事」をしていても不調になると藤川先生は書いているので、一般的に健康食と言われているものも正しいとは言えないことになります。

 

国が勧めてて大半の人が信じていることが実は正しい知識ではない。そこに気づいて行動してきたことが今のパニック障害改善への道でした。

 

そして藤川先生は病気は医者まかせにしている人ほど治らないともおっしゃっています。

自分で調べて自分で試して自分で治していく「健康自主管理」こそが大事なのです。

私も小さい頃から病気になれば病院で薬をもらい、医者に治してもらうという感覚で、出産の時ですら「病院でなんとかしてくれるだろう」と他力本願で、食事も気をつけることなく貧血や体重オーバーになり、最終的には経膣分娩は叶わず帝王切開での出産になりました。

それほど自分の病気や出産を他人事のように、真剣に捉えられてなかったのだなと今では反省しています。

 

さて今回はここまでにします。

次回は、具体的な方法について書いていきますので楽しみにしていてください😃