心の傷は消えないけれど・・・・ | 離婚からの立ち直り

離婚からの立ち直り

公認心理師/精神保健福祉士 離婚経験のカウンセラーが綴る「離婚から立ち直る方法」離婚後は、喪失感、孤独感、絶望感、後悔、憎しみ、恨み、怒りなど様々な感情に押しつぶされそうになります。でも、必ず新たな1歩を踏み出せる日は来ます。

離婚うつからの立ち直りカウンセラーの原 つよしです。

 

今、新たなカウンセリングプログラムを作成しているのですが、今までの相談者さんの声を改めて見直しています。

 

離婚後に抱える悩み、葛藤、苦しみ、辛さ・・・・という言葉で括ってしまうことはできるけど、相談者さんひとりひとりの言葉として聴くと、一括りには当然できません。

 

「時間ばかり過ぎていくけど、立ち直れない」

「将来のことが不安で苦しくなる」

「他人の家族をみると、涙がでてくる」

「後悔、反省の日が続く」

「毎日、離れた子どもの夢をみる」

「心の支えがなくなった」

「生きていてもしょうがない」

「子どもについ当たってしまう」

「再婚をしたいが、自信がない」

「もう人を信じることができない」

「元夫への怒りがおさまらない」

「再婚する元夫を許せない」

「生きるのが辛い」

「思い出したくないのに・・・」

「なんで自分だけが・・・・」

などなど、たくさんの声を聴いてきました。

他にも、お金のこと、住居のことなど現実的な問題や眠れない、食欲がないなど体調の問題なども抱えて、なにをどうしていいのかもわからず、頭も心も混乱状態の相談者さんも多いです。

 

振り返ってみると、やはり心の傷を完全に消すことはできないと思いました。

でも、心の傷の痛みを軽減して、その傷を抱えながらでも、新たな道を歩むことはできます。

 

次第に、過去の出来事に対する解釈が変わっていきます。

新たな自分を作り、自分の中のストーリーを書き換えていく感じです。

 

逆境は起きてほしくないけど、起きてしまうことがあります。

それをいったんは、受け入れて、その経験から「より良い状態にするにはどうしたいいのか?」を具体的に考えられる日は必ずきます。

 

まずは、気持ちを吐き出したり、整理したりすることで、受け入れることができるようなります。

 

「受け入れる」という作業は、辛いことだとは思いますが、私の今までのカウンセリング経験と理論からも、この「受け入れる」ということは立ち直るためには必要なことだと考えます。

 

カウンセリングでは、「受け入れること、そしてより良い状態にしていくこと」を一緒に考えながら進めていきます。

 

今、そのためのプログラムを作成し直しているので、4月中には、カウンセリングを再開したいと考えています。

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